出版社内容情報
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内容説明
俗なる聖者への共感、近代の寺社縁起とは何か?高僧の物語と聖跡の図像化。怪異に変容する仏教説話や寺社縁起。娯楽・遊興アミューズメント化する信仰イメージ。
目次
1 開化期の高僧絵伝・聖人伝説(高僧伝のゆくえ―『高祖見真大師御旧跡要図』;親鸞聖人御寿像周辺―世俗の中の「信」と「疑」;殖産興業と一向一揆―田中長嶺の描いた三河真宗 ほか)
2 仏教説話・寺社伝承の明治時代(「牛人間」のはなし―仏教説話のなかの畜身変成譚と「件」伝承;怪火の究明―人魂・火の化物;描かれる霊験譚―「牛に引かれて善光寺詣り」 ほか)
3 モノとしての寺社縁起と近代(明治期の長谷寺鳥瞰図―炎上・再建と縁起言説;略縁起とみやげ―『三河国八橋略縁起』と京銘菓八ッ橋;写真と仏像の近代―ほとけの作品化と商品化 ほか)
著者等紹介
堤邦彦[ツツミクニヒコ]
1953年生まれ。京都精華大学教授。博士(文学)
鈴木堅弘[スズキケンコウ]
1977年生まれ。京都精華大学特別研究員。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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