内容説明
陬波大王の縁起、諏訪の地に繰り広げられた守矢との神戦、甲賀三郎の物語、中世の諏訪には神話があふれていた。御射山の狩り祭、我が身をもって神となった大祝の即位と託宣、鷹術の秘儀、神楽と芸能、中世の諏訪に受け継がれた伝承。神宮寺の本地仏たち、神道集への道、京都諏方氏の活躍、中世の諏訪の歴史を紐解く。最先端の「諏訪学」への挑戦。
目次
総論(諏訪の中世神話―神道集の時代;諏訪信仰を拓く―諏訪神楽の視界から)
伝承(諏訪縁起の変容―陬波大王から甲賀三郎へ;大宣としての『陬波御記文』;『神道集』の中の諏訪と上州 ほか)
歴史・民俗(真言宗以前―諏訪における鎌倉~南北朝期の寺院展開;諏訪の神宮寺;中世後期諏方氏の一族分業と諏訪信仰 ほか)
著者等紹介
福田晃[フクダアキラ]
1932年生まれ。立命館大学名誉教授。博士(文学)
徳田和夫[トクダカズオ]
1948年生まれ。学習院女子大学教授
二本松康宏[ニホンマツヤスヒロ]
1966年生まれ。静岡文化芸術大学准教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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