内容説明
室町の動乱期、知の高まりとともに公家や京都という特定の地域や階級を超え、文学という営みが希求された時代の立て役者・宗祇前半生から都への凱旋までの過程を追い、連歌会の第1人者としてのしあがっていく経緯を明らかにする。都での拠点、種玉庵の所在地やかの地に庵を結ぶことが意味する連歌師を取り巻く野望と出世の背景に迫る。
目次
第1章 連歌師宗祇の登場(最初の連歌;「法楽何路百韻」 ほか)
第2章 前半生(前半生の謎;出生地 ほか)
第3章 関東下向(離京時期;出京期の京都の様相 ほか)
第4章 種玉庵(種玉庵という庵;種玉庵の規模 ほか)
著者等紹介
廣木一人[ヒロキカズヒト]
1948年、神奈川生。青山学院大学大学院文学研究科日本文学日本語博士課程退学。青山学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。