内容説明
若草伽藍の20度の軸線から謎は解けるか。法隆寺の7不思議、高松塚・キトラ古墳の被葬者は誰なのか、古代都市倭京の創造者は…古代史の闇に建造物から光をあてる。
目次
第1部 キトラ・高松塚の軸線(法隆寺と結ばれる梅山古墳・キトラ古墳・高松塚;法隆寺・キトラ古墳・高松塚の背景;若草伽藍―梅山古墳の軸線と耳成山南北軸;聖なるゾーン(ふたつの南北軸)
夢殿・斑鳩宮―耳成山南北軸上の高松塚
キトラ古墳の被葬者
高松塚の被葬者
聖徳太子や蘇我一族の実在性
永遠なる法隆寺)
第2部 「倭京」の軸線(倭京という都市;「いわゆる藤原京」という名の起源;耳成山の南北軸を中心とした倭京;倭京を誰が造ったのか;難波湊から斑鳩を通り倭京に至る)
著者等紹介
野田正治[ノダマサハル]
1947年静岡県富士市に生まれる。静岡県立富士高校を経て、1970年東京理科大学工学部建築学科卒業。東レ株式会社、雨宮建築設計事務所、丹下健三・都市・建築設計研究所を経て、1996年ナウ環境計画研究所を設立し現在に至る。1996年より東京理科大学工学部建築学科非常勤講師、工学院大学建築学科非常勤講師、芝浦工業大学建築工学科非常勤講師を各数年間務める。2004年目白大学社会学部社会情報学科特任教授となり現在に至る。1998年京都市主催国際設計コンクール「21世紀京都の未来」入賞、1986年乾式防火サイディング設計施行例コンテスト「富士の家」特選、1978年読売新聞主催住宅設計競技入賞、1974年新建築国際住宅設計競技第1位吉岡賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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