内容説明
たえまなく繰り返される鳥の鳴き声に耳を傾け、クヌギの実が川面に落ちては流れ行く様子から命の営みを感じとる。人と自然と動物、神仏がともに向き合い共生する昔話世界。さりげない永遠の営みを子どもに語り聞かせ、途切れようとする自然と現代の暮らしをつなぐ。
目次
第1部 昔話と環境フォーラム(趣旨説明―昔話がつなぐ自然と人間;記念講演―グリム童話の深層;口承文芸と環境の接点(日本の昔話;シベリア先住民の神話・昔話;中国浙江省舟山郡島のなぞなぞ)
語りのライブ(新庄の昔話;和歌山の民話))
第2部 昔話と環境に寄せて(津軽の自然と昔話;漁師と「寄りもの」;韓国の子守唄;アイルランドの妖精伝説;新・小学校教科書に見る昔話の内容)
著者等紹介
石井正己[イシイマサミ]
1958年、東京生まれ。東京学芸大学教授。日本文学・口承文芸学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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