内容説明
近代国民国家の家庭像とモラルを描くグリム童話の語りの魅力と仕掛けを探る。
目次
序章 時代の変遷と文芸―口承文芸、書承文芸、そして電網文芸
第1章 グリム童話と口承メルヘン、その語りの魅力―「蛙の王さま」と「三本の金髪のあるお姫さま」をめぐって
第2章 グリム童話とヨーロッパの民間伝承―「いばら姫」(AT410)と「白雪姫」(AT709)をめぐって
第3章 グリムの伝説と民間伝承の東西交流―「橋の上の宝の夢」と「味噌買い橋」(AT1645)をめぐって
第4章 グリム童話と民間伝承の東西交流―「小びとの贈り物」と「瘤取り爺さん」(AT503)をめぐって
終章 伝承文芸と近代メルヘン
著者等紹介
竹原威滋[タケハラタケシゲ]
1944年、大阪生まれ。1968年、大阪市立大学大学院文学研究科独文学専攻修士課程修了。1975~77年、スイス政府給付留学生としてチューリヒ大学留学、ヨーロッパ民間文芸研究講座リュティ教授のもとで研鑽。1987年、ゲッティンゲン大学民俗学研究所客員研究員。奈良教育大学教授(ドイツ伝承文学)。文学博士(大阪市立大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yukipitasu
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実写(※リイマジニング)版白雪姫の原作リスペクトとやらを考えるため、『グリム童話と近代メルヘン』『民間説話─世界の昔話とその分類 』等を読んでみた。※追記あり|Yukipitasu @heiwayukipi9 #note #映画感想文 https://note.com/grand_finch9563/n/na4511080229e?sub_rt=share_b 実写(リイマジニング)版白雪姫を機に感想をまとめてみた。 童話、昔話、民間伝承って奥深い。めっちゃ面白い2025/04/08