著者等紹介
水野歌夕[ミズノカユウ]
1969年京都生まれ。佛教大学文学部史学科卒業。1996年第5回京都現代写真作家展優秀賞受賞。2000年第7回京都現代写真作家展優秀賞受賞。2003年第9回京都現代写真作家展大賞受賞。2007年第11回京都現代写真作家展準大賞受賞。2001年から一年間、京都新聞に写真とエッセイ「京都ろーじ散歩」を連載する。水野克比古フォトスペース「町家写真館」館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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3月うさぎᕱ⑅ᕱ゛
22
路地って好き。子供のころ、帰り道に探検の気分で路地を抜けて帰ってたのを思い出しながら見る。整然と並んだ石畳、緩やかな階段、格子扉から漏れる光、路地の家々の隙間から見える夕方の空、お祭りの風景、季節のお花、心惹かれる風景ばかり。最近大好きな恒川さんが京都の路地の風景を舞台に小説書いてほしいなぁ。2016/01/14
遠い日
15
よく知られたことだが、京都では「路地」は「ろーじ」と発音する。小昏くて狭くて、それなのに、ちゃんと人の営みの匂いや空気が存在する不思議な空間。秘密めいた息づかい。そんな路地に面した下宿で過ごした学生時代は貴重な時間だったのだと、懐かしく思い出します。路地の四季、路地の暮らしを丁寧に写し取った写真集。2016/07/27
入道雲
9
最近、京都行ってないな。最後はいつだろう?と言うくらい。路地(地元では、『ろーじ』と読む)の写真集。京都は猫が似合うなと。舞妓さんも猫っぽいイメージかな。そして光と陰と風物詩が風景を複雑に作る。 ほとんど文字も無く、パラパラとめくると、息抜きに散歩したような感覚になる。何度かめくると、その都度発見をしそうで楽しい。2023/02/05
サラ
5
祖母用。住んでいた頃は慣れちゃって気づかなかったけど、やっぱり京都って特別な空間なんだなぁ。2016/12/13
きのたん
3
有名な場所しか巡っていないのではと感じた。もっと名もない住宅街の奥に分け入った先に味のある小路が。って、この著者は別に露地の専門家でもないし。京都の魅力の入り口案内だね。もしかして著者が京都の人だからこれでも最大限の譲歩だったという可能性もある。本を売りたいだけの東京の日焼けしたカメラマンとかが無遠慮に入ってきたらきっと嫌がるのだろうな。神泉苑の近くにもよい路地があった気がした。2021/07/12