内容説明
暖簾と看板は時として人間の顔にたとえられる。年齢を重ねた重厚な顔、若く躍動感あふれる顔、さらには誕生間もない純真な顔までと、さまざまな表情がある。京散策の折に一歩足を止め、そんな目線で京の暖簾と看板を楽しんでいただきたい。目を凝らした先には、先人だけでなく今を生きる人たちが暖簾や看板に込めた思い、それが垣間見えるに違いない。
目次
料理
菓子
せいかつ
食べ物 飲み物
著者等紹介
竹本大亀[タケモトダイキ]
1952年生、古代象形絵文字(中国・周時代の青銅器文学)が専門。漢字は絵文字が抽象化されたもので、ルーツは古代の絵文字にあることに注目。文字の成り立ちを踏まえ漢字を具象化し、絵文字ならではの表情や生命感の再現を試み書道界に新境地を開く。元日本刻字協会理事
渡部巌[ワタナベイワオ]
1950年、京都市下京区に生まれる。’75年山本建三に師事。’83年渡部写真事務所を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
143
お店に行っても店内の品物とかお菓子とかが気になってそんなによく見ていなかった暖簾や看板。店によってそれぞれ個性があって面白いし、味わい深い。コロナ禍の前によく行っていたお気に入りのお店が出てきたときはおぉ~、こんな暖簾だったんだねってちょっと感動。懐かしい気持ちになった。京都の町を歩いてるような楽しい一冊でした。早く実物が見れる日がくるといいなぁ。2021/04/14
高宮朱雀
3
京都という町と暖簾の組み合わせが知りたくて選んだ一冊。 料理屋に御菓子屋、日用的な小物を扱うお店に食材を扱うお店と、日本の古都で老舗のお店も多い土地柄、暖簾や看板は自分達の顔であり、プライドの表れかも知れない。そうした物を大事に受け継ぎ、形を変化させながらでも使い続けるって、日本ならではの美学かも。 季節毎に暖簾の色を替えているなんて初めて知った。いつ訪れても発見のある場所・京都。いつかゆっくり訪ねて見たい。2017/05/09
セディ
3
看板は気になって写真を撮り始めていたけれど暖簾もいい!しかも季節によって使い分けてるところもあるなんて気づかなかった。これからは注意してみよう。2015/09/29
1018
3
暖簾を季節によって使い分けているお店もあるなんて、ぜんぜん知らなかった。暖簾や看板はお店の顔。 これから注意して眺めてみようと思う。2015/08/16
0422
2
とてもいい。行きつけの店の暖簾、看板チェックする。2015/08/16