内容説明
昭和20年、度重なる空襲にさらされた大阪の市街地は、がれきの町と化した。そして終戦。人々は明日の糧を求めて、焼け野原となった大地を耕し、復興に向けて走り始めた。おびただしい数のバラックが建ち、それがビルへと変わる。復興の町を走った市電はやがてその使命を終え、地下鉄が延伸し、高速道路が建設される。そして迎える昭和45年の日本万国博覧会。希望に向かって前進を重ねた、戦後30年にわたる大阪の姿。
目次
第1章 戦争が終わって
第2章 変わりゆく街並み
第3章 発展する交通網
第4章 暮らしと社会
第5章 懐かしい郊外の風景
第6章 自然災害と事件・事故
年表(昭和20~50年)―大阪の出来事を中心に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
130
中々大阪も空襲で凄いことになってたんだなと驚いた。2015/02/08
とりあえず…
29
昭和20年~50年の大阪を撮った写真集。自分が今住んでるエリア。生まれ育ったエリアも写っており、非常に興味深く拝見。当時のまま残っている建物の少ないこと…。高層ビルはないけれど、活気は今以上だったかもしれない時代を覗き、なんだか元気をもらえました。写真集だから、少々お値段がはるんですが、欲しくなります。2013/11/12
HMax
10
三つの発見。 1、四ツ橋が本当に四つの橋がある所だったとは驚き。残っていれば今も観光地だったでしょうね。2、中之島が中州のようですぐに水没してたというのに驚き。3、梅田駅前の大きな歩道橋が松下幸之助の寄付でできた。2017/07/23
わ!
6
戦後から、高度成長期時代の大阪の写真集である。少しサイズが小さなところが指摘点だが、枕元に置いて、暇な時に眺めるには良いサイズなのかもしれない。まだ埋め立て途中の長堀川などの写真がついていて嬉しい。さらにまだ橋として残っている時代の心斎橋も写っていて、これまた嬉しい。その割に川が流れている時代の四ツ橋の写真ぐらいは付けていて欲しかった。全体的に乗り物の写真が多いのて、その手のマニアさんにもウケる写真集かも知れない。2025/03/30
hokulea
4
これからどんどん大阪の街を探険して、画像にうわーっとか感嘆したりできるようになろう。相当かかりそうだけど!!大阪探訪、がんばっぺし!2016/05/30