内容説明
音楽様式―音楽の形式、音楽の基調となる思想、リズムや旋律や和声の特徴―は、それぞれの時代の生活文化と密接に関連している。その背景を知り、音楽作品をそれが生みだされた状況のなかで捉え直すことは、音楽するものの理解を一層深めることになるであろう。本書の中心課題は、音楽の本質的な要素である“音”が、各時代の時代精神のもと、どのような表現形態を獲得したかを示すことにある。
目次
第1章 ギリシア・ローマ時代
第2章 ロマネスク時代
第3章 ゴシック時代
第4章 ルネサンス時代
第5章 バロック時代
第6章 古典主義時代
第7章 ロマン主義時代
第8章 印象主義
第9章 20世紀