目次
桜咲く
春霞
清明
都をどり
山笑ふ
花まつり
穀雨
山吹
若楓
藤波〔ほか〕
著者等紹介
中田昭[ナカタアキラ]
昭和26年京都市に生まれる。日本大学芸術学部写真学科卒業。写真家・芳賀日出男氏に師事。風景・行事を中心に広く「京文化」の撮影を続けている。日本写真家協会会員、日本写真芸術学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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vodka
2
今、とてもとても遠くなってしまった京都に思いを馳せて。きれいな言葉と写真が並んでいて癒されます。東京の季節の移ろいとはやっぱり違う。春夏と読んで一度閉じました。また季節が変わったら秋の所から読み始めようと思います。2020/07/15
なますだ
0
読書というより写真集。 二十四節季を軸に京都特有の祭事や花の名所なんかが、美しい写真に添えられる。 京都にはほとんど馴染みはないんだけど、心を動かされるのは日本人だからかと思ってしまった。 日本には、季節の移ろいをこんなにも情緒豊かにあらわした言葉がたくさんあるのに、温暖化が顕著で、年々二十四節季どころか、四つの季節の区別もつかなくなりつつあるのはとても悲しい。本書は京都が舞台だけど、どこであろうと、四季のある日本に住むことがどんなに幸せなことなのか、あらためてしっかり感じてみたい。そう思えた一冊だった。2025/01/07