目次
序文 売薬文化とデザイン
第1章 婦人薬
第2章 胃腸薬
第3章 風邪薬
第4章 頭痛薬・膏薬
第5章 子供薬・虫下し
第6章 目薬・懐中薬
第7章 装飾
第8章 印刷
第9章 売薬土産
第10章 売薬広告
著者等紹介
高橋善丸[タカハシヨシマル]
グラフィックデザイナー。大阪芸術大学大学院客員教授。株式会社広告丸主宰。日本グラフィックデザイナー協会、日本タイポグラフィ協会、東京タイプディレクターズクラブ、ニューヨークタイプディレクターズクラブ各会員。グラフィックデザインはそれ自体、時代を語る文化であるということを表現の礎に、湿度ある視覚コミュニケーション表現を探究している。ニューヨークADC銀賞、ニューヨークフェスティバル銅賞、ほか国内外の受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おおにし
10
子どもの頃、解体された近所の家からでてきたゴミの中に、天狗やら達磨やらの絵が描かれた薬の袋がいっぱい捨ててあり、その不思議な雰囲気にとても興味を持ったことを今でも憶えています。この本でそんな薬のパッケージに再会できてうれしいです。ただコレクションの数が多いせいで、1つ1つの写真が小さいく文字が読みにくいのがちょっと残念なところ。2013/02/17
さとう
1
そんなに熱心に見入る感じではないんだけど、手元に欲しくなる本。たまにひらいてくすりとしたい。2012/08/05
メルセ・ひすい
1
15-144 コレクター魂に灯がともった。往年の薬袋の素直で美しいデザイン。そうそうそうあのフェティシズムなのだ。ベビーパウター! 床屋へ行くと剃りあげた襟足に最後にこの白い粉をつけられた。床屋へ行った新品の頭の証。その原料は!滑石とその前はカラスウリの澱粉なんかがつかわれていた。アールヌーボーそもそもヴィクトリア朝時代に、日本の浮世絵のジャポニズムブームの影響である。多くの女性の指示を受けて、化粧品のパッケージに使用された。レトロな御宅♂のコレクション。 2012/03/23
mustang
1
たいへんな力作。美しく丁寧に作られている。デザインの勉強になる。2012/02/01
prizmx1
0
いい、昔の。昔と今の一万円札に匹敵する違い?流麗な筆致の筆文字は素晴らしい。フォントにして欲しいわ!2016/07/09