内容説明
若葉、青葉の萌えたつ色彩ほど美しいものはない。初夏の陽光に煌めく新葉の瑞々しさ、京都の優しい雨に打たれてさえ、かすかに葉を揺らす頼りなげな風情。その若葉が日を追って成長し、青葉を茂らせる季節。楓の新緑の美しさを「青もみじ」と呼んでいる。楓は、新緑と紅葉と二度の美しさを提供してくれると同時に、初夏から晩秋へ季節の移ろいの見事さを告げてくれる。新しい美しさを発見する京都の青もみじ風景。巡る季節を楽しみ、そこに至上の美を見いだす風雅な世界。
目次
神泉苑
梨木神社
下鴨神社
糺の森
妙顕寺
高桐院
北野天満宮
等持院
龍安寺
仁和寺〔ほか〕
著者等紹介
水野克比古[ミズノカツヒコ]
1941年、京都市上京区に生まれる。同志社大学文学部卒業。東京綜合写真専門学校研究科を経て、1969年から京都の風景・庭園・建築などの撮影を続ける。2000年、西陣の地に町家を修復し水野克比古フォトスペース「町家写真館」を開設、ミュージアムとして一般公開(要予約)している。著書148冊がある。日本写真家協会会員、日本写真芸術学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねむねむあくび♪
57
図書館の本。読友さんの登録を見て、つられて読みたくなった本〜( ´∀`)(笑)水野克比古氏は京都の写真家で、何冊もの京都の写真集を出しておられますが、こんなふうに京都青もみじ、と言ったテーマも趣きが良いですね~。去年、独りで、こんな場所で読書に耽った事を思い出しました。今度は鳥獣戯画で有名な高山寺に行ってみたい((o(´∀`)o))ワクワク。沢山のお庭巡りをしているような贅沢な読書~。清涼感に癒やされるひとときでした( ´∀`)2017/06/04
テイネハイランド
12
図書館本。京都には紅葉の名所が色々ありますが、それらの箇所はどれも初夏~夏の季節に訪れても緑が鮮やかで、普通に眺めるのもよし、写真を取るのにもいいスポットです。数々の写真を通じて京都観光振興に関わっておられる水野さんの手になるこの本には、今の季節にもいってみたい箇所が色々載っています。控えめな筆致ながら、筆者が特に気にいっている観光スポットもそれとなく推測できるように書いてあるので、京都観光ガイド本としても使えそうです。2019/06/22
ゆにす
4
図書館でみつけました。すてきな写真で、本で森林浴ができたみたいです。2021/02/26
いくっち@読書リハビリ中
3
清々しい気持ちになれた。桜や紅葉より生の力を感じます。2011/01/09
麦茶
2
一休寺の青もみじは美しいですよー!今度は高山寺に行こうと思います。 青もみじという視点で、新緑を切り取って見せてくれた本。2019/01/21
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