内容説明
散りかう紅葉の中、舞を舞う光源氏。その美しい様を見つめる藤壺…。源氏物語の紅葉賀をはじめ、様々な文学を、また歴史のひとこまを彩る京都の紅葉は、今日にいたるまで人々を魅了し続けている。紅葉の名所、秋の行事など京の秋のエピソード満載の写真集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おとん707
7
京都生まれで京都在住の写真家による京都の紅葉の写真集。寺院や神社の境内のもみじが中心でその一枚一枚が実に美しい。いま源氏物語を読んでいるので息抜きに本書を手にしたのだが、巻頭から源氏物語の「紅葉賀(もみじのが)が引用されており作者が本画集を編するにあたり源氏物語を強く意識していることがわかる。そして写真の説明にも源氏物語への言及が随所にみられ、その源氏物語のシーンを思い浮かべながら鑑賞すると一層味わいがある。この写真集は桜、夏、紅葉、冬の四部作の秋の部とのことなので他の巻も見てみたいし現地も訪ねたい。2022/12/16
fu-min
2
美しい写真と丁寧な説明、今年は真如堂に行ってみます。2014/10/07