知的生きかた文庫 図解 小川仁志のやさしい哲学教室

小川 仁志【著】

三笠書房（2022/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 326p／高さ 16cm
• 商品コード 9784837987543
• NDC分類 130
• Cコード C0130

出版社内容情報

中庸、弁証法、実存主義、リベラリズム、そして、今話題の倫理資本主義……。
哲学は、この「５０人の考え方」がわかればいい！

お茶の間で人気の哲学者・小川仁志先生が、西洋哲学で超重要な５０人の
考え方（思考概念）をわかりやすく図解で紹介。

【中庸】　「最善の選択をする」にはどうする？　アリストテレス
【コナトゥス】　「生きづらさ」を解消するには？　スピノザ
【弁証法】　この世に「解決できない問題」はない？　ヘーゲル
【超人】　「強く生きる」には、どうするか？　ニーチェ
【実存主義】　「運命」は変えられるか？ サルトル
【倫理資本主義】　これからの時代、「利益」より大切なことは？　ガブリエル

などなど、難解な哲学の世界がキーワードと図解で簡単につかめます。
入門・学び直しに最適の１冊！

内容説明

ソクラテス、ガブリエル、デカルト、カント、サンデル…この「５０人の考え方」がわかればいい！中庸、弁証法、実存主義、リベラリズム、倫理資本主義…図解を見るだけで、「哲学アタマ」になる。

目次

１章　「世界」は何からできている？―ギリシア哲学から中世の神学まで
２章　「人間」いかに生きるべきか？―ルネサンス期から近代初期まで
３章　「理性」に限界はあるか？―イギリス経験論からドイツ観念論まで
４章　「私」の存在とは何か？―１９～２０世紀の現象と実存の哲学
５章　「世界を動かす」新しいルールとは？―現代思想
６章　「正しい社会」の姿とは？―政治哲学と公共哲学

著者等紹介

小川仁志［オガワヒトシ］
哲学者・山口大学国際総合科学部教授。１９７０年、京都府生まれ。京都大学法学部卒業。名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士（人間文化）。専門は公共哲学。商社、市役所、フリーターを経た異色の哲学者。「哲学カフェ」を主宰（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[やまやま]

西洋の哲学者ベスト50です。章は6つに分かれ、ギリシャからルネサンス期前まで、次にルネサンス期から近代初期ということでホッブスとベーコンはこちらに入っています。3章ではイギリス観念論から大陸合理論を経てドイツ経験論に、4章では19~20世紀の現象と実存の哲学、5章では現代思想ですが、デューイ以降ポストモダンの哲学者を紹介します。これで人文的？哲学史は一とおり終わりますが、終章で政治哲学と公共哲学に戻り、功利主義、共産主義、自由主義、共同体主義などに代表的思想家の紹介を行っています。チャート式です。

2022/08/06

[hinotake0117]

昨日は中国哲学について読んだが、今日は専門の西洋哲学について読む。 伊藤羊一さん @youichi_itou のあり方はまさにアンガージュマンかなー、とか、実際に適用させやすい図解での解説。 あとは量子論的に見て、自分が観測してこその現実なのかな、と思ったりも。 https://t.co/2U2sGkd5yJ

2022/01/08

[Kentaro Yoshida]

★★★☆☆

2022/03/26