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出版社内容情報
◎「つくり話」ではない、「史実の三国志」から
リーダーとしての教訓を学ぶ!
・曹操への厚い忠義が裏目に出てしまった荀彧
・後進の育成がままならず、無理を重ねた諸葛亮
・実直な性格が災いし、戦場で命を落とした夏侯淵
三国志で活躍した英雄たちは、必ずしも
華々しい成功を重ねてきたわけではありません。
戦略ミスや慢心による手痛い敗戦、思いもよらぬ
身内の裏切りなど、いわば「失敗」続きの人生です。
乱世での明暗を分けた「人生の岐路」というべき場面で、
英雄たちが犯した失敗には、リーダーとして学ぶべき教訓が
満ちています。
本書は、派手に脚色された「三国志演義」ではなく、
陳寿が著した歴史書「三国志」の記述に基づいているので
現実の世界に生きる私たちにも、有益な“戒め”が学べます。
リーダーの教科書として、「三国志」を活用しよう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
プロッペ
1
三国志の人物考察。三国志には無数の武将、軍師が成功をしたり、はたまた大失敗&失脚をしているが、その原因を正史ベースで筆者が分析している本。ただ単に分析しているだけではなく、その武将や軍師が現代も生きているかのように、インタビュー形式なので読みやすい。共感できる話、はたまた「これは違うのでは?」と思う部分もあるが、それを差し引いても面白い。タイトルは「三国志〜なぜ私は失敗したのか〜」の方が合っている。 余談だが、僕は最晩年に登場する羊コを敬愛しているが、やはり時代的に仕方ないのだが未掲載だった。残念。
トシヒーロー
1
三国志の入門書として、人物を把握するためにも良いと思う。40名を数ページで纏めている事もあり、読みやすい。後は、時系列順にしてくれたら、もっとわかりやすいし、理解しやすいかなと感じた。2018/01/08
雲散
1
色んなしくじりが書いてあったけど、董卓って意外と有能!?2017/10/31
なん
0
我々ファンが次々新しい三国志本を読むのは、覚えている記憶が合っているかの確認と、動乱の時代を各群雄からの視点を知って俯瞰し、現代や自分を重ねて視る楽しみがあるからに他ならない(故に、別段目新しい情報がなくともよい)。この本は、著者が各群雄たちに突撃インタビューをする形を取って「しくじりポイント」「この教訓を学べ」「歴史のif」にまとめている。2024/01/06