知的生きかた文庫 ハッブル宇宙望遠鏡 宇宙の絶景

沼澤 茂美/脇屋 奈々代【著】

三笠書房（2017/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 221p／高さ 15cm
• 商品コード 9784837984481
• NDC分類 440.87
• Cコード C0144

出版社内容情報

厳選した２００点以上の「宇宙絶景」を収録！さらに、ハッブル宇宙望遠鏡の「開発秘話」や「宇宙の最新の話題」をわかりやすく解説１３０億光年の時空を超えて、広大な「宇宙の旅」へ！

1990年、スペースシャトルによって打ち上げられた「ハッブル宇宙望遠鏡」。大気のない宇宙空間がもたらす驚くべき解像度と最新技術によって生み出された、美しく、そして神秘に満ちた「宇宙の真の姿」がここにあります。


　◇巨大砂嵐が地表を包み、空に漂う「火星の気候」
　◇オリオン大星雲は、夜空に浮かぶ「星のゆりかご」
　◇目に見えない「謎の物質・ダークマター」とは？
　◇宇宙で最も壮麗な「渦巻銀河」
　◇重力レンズが生んだ「宇宙のスマイル」
　◇宇宙の未来のカギを握る「ダークエネルギー」
　◇数十億年離れた「深宇宙」の天体　……etc.

楽しく、そして深く、「宇宙の謎」がわかる本！

沼澤 茂美［ヌマザワ シゲミ］

脇屋 奈々代［ワキヤ ナナヨ］

内容説明

太陽系から、１３０億光年離れた彼方の銀河まで。２５年以上にわたって撮影、公開された画像の中から厳選、２００点以上の「宇宙絶景」を収録！さらに、数々の困難と挫折を乗り越えてきたハッブル宇宙望遠鏡の「歴史秘話」と、「宇宙の最新の話題」をわかりやすく解説。楽しく、そして深く、「宇宙の謎」がわかる本！

目次

１　私たちの太陽系
２　系外惑星
３　銀河系天体
４　銀河の眺望
５　宇宙の彼方
６　宇宙の謎を解く
７　ハッブル宇宙望遠鏡

著者等紹介

沼澤茂美［ヌマザワシゲミ］
新潟県出身。上京して建築設計を学び、建築設計会社を経て、プラネタリウム館で番組制作を行う。１９８４年、日本プラネタリウムラボラトリー（ＪＰＬ）を設立する。天文イラスト・天体写真の仕事を中心に、執筆、ＮＨＫの天文科学番組の制作や海外取材、ハリウッド映画のイメージポスターを手がけるなど、広範囲に活躍している

脇屋奈々代［ワキヤナナヨ］
新潟県出身。大学で天文学を学び、のちにプラネタリウムの職に就き、解説や番組制作に携わりながら、太陽黒点の観測を行ってきた。１９８５年、ＪＰＬに参加して、プラネタリウム番組のシナリオや書籍の執筆、翻訳などの仕事を中心に、ＮＨＫ科学宇宙番組の監修などで活躍（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[hukkey (ゆっけ)]

地球の周回軌道上にある巨大な宇宙望遠鏡から撮影した数々の写真に解説を添えたちょっと前の作品。太陽系や銀河系の天体、銀河そのものにフォーカスしたり、原始惑星系円盤や中性子星など他の書籍から聞いた言葉の知識のイメージを具体化してくれる。今まで特に気にしてなかったけど、「宇宙で遠方を見ることは昔の姿を見ること」そう言われて初めて距離を表す「光年」の真意に気付かされた。太陽系が生まれるよりも遥か遠い昔に放たれた光が、130億年も経った自分の目に届いてるかと思うと、見ていてとても感慨深く、その輝きはただただ美しい。

2020/10/06

[イッセイ]

2017年発行なので2019年に発表されたブラックホールの写真はないけれど、オールカラー、200ページ超のボリュームで1000円以下はお得。こうして網羅的に包括的に宇宙の情報を得られるのは、やはり本の強みだ。

2021/05/05

[がぉ＠春待人]

スペースシャトルの運営も終了し、補修が不可能になった宇宙望遠鏡ハッブル。 当初の運営予定期間を超え延長され続け、現在も美しい宇宙画像を送り続けています。 そのハッブルから送られてきたため息が出るほど美しい珠玉の写真の数々。

2017/05/01

[比呂ひろ]

この値段でこれだけ美しい宇宙の星々が見れるのはいいですね。解説も分かりやすくシンプルでグッド。

2017/01/02

[きまたよ]

ハッブル宇宙望遠鏡が観測してきた成果をまとめた本が文庫サイズになった。 殆どがカラー写真ですごくきれい。 ハッブルの凄さと宇宙の素晴らしさに絶句。 全部で7つのパートから構成され、Part1~5は太陽系から銀河の彼方まで順を追って遠くの星々や星雲を紹介。 Part6は最近の宇宙論。 Part7はハッブル開発の経緯と次世代機ジェイムス・ウェッブ宇宙望遠鏡の状況(見込み)について。 次世代機の実現には不安要素もあるが、ぜひ実現してほしいと思う。

2017/08/20