知的生きかた文庫
「名画」で読む!世界史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784837984139
  • NDC分類 209
  • Cコード C0130

出版社内容情報

一枚の「名画」から浮かび上がる、古代から近代までの世界史上の出来事を、絵画に隠されたエピソードとともにカラー満載で解説!いわゆる「名画」と称される絵が、当時の歴史的背景を
じつに雄弁に物語ってくれる例が多くあります。

たとえば、ダヴィッドが描いた『ナポレオンの戴冠』という有名な絵のなかで、
ナポレオンは后の頭に冠をかぶせようとしています。
自らの戴冠式において、実際にも、このようなことは行なわれなかったのに、
この絵では、なぜこうなっているのでしょう?

そこには、ナポレオンのある「思惑」が隠されているのですが…、
でも、その前に、そもそもナポレオンって、どんなことをした人?

…という具合に、本書では一枚の絵から、
さまざまな「歴史」をひもといていきます。

古代から近代まで、48の世界史上の重要事項を、
それらの場面を描いた名画とともに解説します。

カラーの美しい絵画を鑑賞しつつ、世界史の基本知識と、
絵画を通して浮かび上がってくる興味深いエピソード満載!

【1】古代文明の誕生と地中海世界の形成

◆人類の誕生→【名画】「アルタミラ洞窟壁画」
◆古代エジプト王国の盛衰→【名画】「アブ・シンベル大神殿壁画」
◆二つの世界帝国→【名画】「ペルセポリス宮殿レリーフ」
◆古代ギリシア文明→【名画】『ソクラテスの死』
◆アレクサンドロス大王の東方遠征→【名画】『アレクサンドロス大王の戦い』


【2】ヨーロッパ世界の形成とイスラームの拡大

◆帝政ローマの誕生→【名画】『カエサルの暗殺』
◆アクティウムの海戦→【名画】『クレオパトラの死』
◆キリスト教の成立と発展→【名画】『最後の晩餐』
◆ゲルマン民族の大移動→【名画】『レオ1世とアッティラの会見』
◆イスラム教の誕生→【名画】『ムハンマドと大天使ガブリエル』
◆トゥール・ポワティエ間の戦い→【名画】『トゥール・ポワティエの戦い』
◆カールの戴冠→【名画】『カールの戴冠』
◆十字軍遠征→【名画】『十字軍のコンスタンティノープル入城』
◆百年戦争→【名画】『シャルル7世戴冠式のジャンヌ・ダルク』
◆ペストの拡大→【名画】『死の勝利』
◆ビザンツ帝国の繁栄と滅亡→【名画】『メフメト2世のコンスタンティノープル入城』
◆モスクワ大公国の躍進→【名画】『イワン雷帝と皇子イワン』


【3】近代ヨーロッパの幕開けと絶対主義

◆レコンキスタ→【名画】『グラナダの開城』
◆大航海時代→【名画】『新世界より戻ったコロンブス』
◆ルネサンスの隆盛→【名画】『東方三博士の礼拝』
◆宗教改革→【名画】『教会内部』
◆サン・バルテルミの虐殺→【名画】『ある朝のルーヴル宮城門』
◆レパントの海戦→【名画】『レパントの海戦』
◆オランダ独立戦争→【名画】『夜警』
◆アルマダの海戦→【名画】『オルガス伯の埋葬』
◆絶対主義体制の確立→【名画】『虹の肖像』
◆三十年戦争→【名画】『リュッツェンの戦い』
◆天動説と地動説→【名画】『宗教裁判に引き出されたガリレオ』


【4】国民主義の発展と国民国家の形成

◆ピューリタン革命と名誉革命→【名画】『チャールズ1世の棺の前のクロムウエル』
◆啓蒙思想の展開→【名画】『ジョフラン夫人のサロン』
◆産業革命→【名画】『雨、蒸気、スピード』
◆アメリカ独立戦争→【名画】『独立宣言』
◆フランス革命→【名画】『マリ・アントワネットと子どもたち』
◆ナポレオン帝政→【名画】『ナポレオンの戴冠式』
◆スペイン独立戦争→【名画】『1808年5月3日の銃殺』
◆メデューズ号事件→【名画】『メデューズ号の筏』
◆ウィーン会議→【名画】『ウィーン会議』
◆ウィーン体制の崩壊→【名画】『民衆を導く自由の女神』
◆メキシコ革命→【名画】『皇帝マクシミリアンの処刑』
◆ジャポニスムの広がり→【名画】『ラ・ジャポネーズ』
◆アール・ヌーヴォーの誕生→【名画】『ジスモンダ』


【5】帝国主義の台頭

◆大英帝国の繁栄→【名画】『イングランドの偉大さの秘訣』
◆イタリア統一→【名画】『カラタフィーミの戦い』
◆ドイツ統一→【名画】『ドイツ皇帝の戴冠式』
◆ロシアの南下政策→【名画】『戦争の結末』
◆アメリカ南北戦争→【名画】『奴隷解放宣言?リンカーン』
◆二重帝国の成立→【名画】『エリザベート』
◆第一次世界大戦→【名画】『滑稽時局世界地図』

「歴史ミステリー」倶楽部[レキシミステリークラブ]

内容説明

カラーの美しい絵画を堪能しつつ、世界史の“基本知識”と、絵画を通して浮かび上がってくる興味深い逸話の数々をお楽しみください!

目次

1 古代文明の誕生と地中海世界の形成(人類の歴史―名画「アルタミラ洞窟壁画」クロマニヨン人;古代エジプト王国の盛衰―名画「アブ・シンベル大神殿壁画」ラメセス二世 ほか)
2 ヨーロッパ世界の形成とイスラム勢力の拡大(帝政ローマの誕生―名画『カエサルの暗殺』ジャン・レオン・ジェローム;アクティウムの海戦―名画『クレオパトラの死』グイド・カニャッチ ほか)
3 近代ヨーロッパの幕開けと絶対主義(レコンキスタ―名画『グラナダの開城』フランシスコ・プラディーリャ・オルティス;大航海時代―名画『新世界より戻ったクリストファー・コロンブス』ウジェーヌ・ドラクロワ ほか)
4 国民主義の発展と国民国家の形成(ピューリタン革命と名誉革命―名画『チャールズ一世の棺の前のクロムウェル』ポール・ドラロッシュ;啓蒙思想の展開―名画『ジョフラン夫人のサロン』ガブリエル・ルモニエ ほか)
5 帝国主義の台頭(大英帝国の繁栄―名画『イングランドの偉大さの秘訣』トーマス・ジョネス・バーカー;イタリア統一―名画『カラタフィーミの戦い』レミージョ・レガート ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

dou

3
自分自身「絵」というものが結構好きで、たまに美術館に行ったりするので、読んでみた。本書では、有名な絵画とその背景にある歴史が紹介されている。結構勉強になったけど、世界史の知識不足を痛感。もっと勉強して、絵を見たとき、年代、国でマッピングできるようになれば、もっと楽しく観賞できるんだろうなぁ。ゴヤのマドリード市民の反乱の絵はイエスをモチーフにしていることは覚えておこう。2019/05/08

ギカシギ

1
折り重なる死体、恐怖に顔を歪める人々、という風に、事件の悲劇性が強調された絵が印象的。絵画は、理不尽な事に対する批判にもなるのですね。2017/11/21

入江・ろばーと

1
世界史上の重要な絵画がオールカラーで掲載されている上に解説もコンパクト。いい。2016/05/24

HIRO

0
B+2017/01/31

takakomama

0
古代文明から第一次世界大戦まで48の世界史上の重要事項を見開き2ページの絵画とともに解説。戦争や革命の絵画が多かったです。2017/01/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10961294
  • ご注意事項

最近チェックした商品