知的生きかた文庫 語源に隠れた世界の歴史

岩中 祥史【著】

三笠書房（2015/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 213p／高さ 15cm
• 商品コード 9784837983118
• NDC分類 209
• Cコード C0122

出版社内容情報

「この言葉って、もともとどんな意味なんだろう？」――語源をたどれば見えてくる世界史ストーリーが、あなたの好奇心を刺激します！

たとえば、こんな言葉から世界史が見えてきます。
・「カーディガン」……クリミア戦争での、ある伯爵のひらめき
・「ボウリング」……ゲームに使うピンは「堕落した聖職者」だった！？
・「バーボン」……フランスに一部支配されていたアメリカ大陸
・「アルゼンチン」……“銀の国”と大航海時代のヒストリー
・「ウォール街」……現在の金融街には、過去に「壁」があった……

本書は、食べ物、ファッション、スポーツなど幅広いジャンルの語源から、世界の歴史をひもとく本です。ここで扱っている言葉が生まれた背景は、古代ギリシャ、中世のヨーロッパ、植民地時代の南米大陸、隆盛を極めた中東、開拓期のオーストラリアなど、時代や場所も多種多様。世界中の歴史を、語源という窓から覗いてみませんか？

内容説明

“５つのテーマ別”に、言葉が生まれた背景を紹介！身近な言葉で読み解く、意外なストーリー！

目次

１章　食べ物・飲み物編―食事をするときの「話のタネ」にもなる！（バーボン―アメリカ独立を支援したフランスへの感謝；ブラッディーマリー―イギリス国内で吹き荒れた「宗教的混乱」の象徴　ほか）
２章　ファッション編―華やかなイメージとは異なる背景が（カーディガン―クリミア戦争での、ある伯爵のひらめき；オーデコロン―戦争中にフランス軍が持ち帰った土産物　ほか）
３章　地名編―シンプルな由来からディープな経緯まで（オーストリア―その語源は、シャルルマーニュの時代までさかのぼる；白海―貿易会社の先駆けをつくった男が名付け親　ほか）
４章　スポーツ編―現在の形になるまでの歴史も面白い！（ボウリング―ゲームに使うピンは「堕落した聖職者」だった！？；マラソン―古代ギリシア「マラトンの戦い」説はどこまで本当か？　ほか）
５章　ビジネス・社会編―こんな言葉にも衝撃の物語が！（ボイコット―イギリス貴族に立ち向かったアイルランド人たちの話；フランチャイズ―語源である「自由」には、壮大な歴史が隠されていた　ほか）

著者等紹介

岩中祥史［イワナカヨシフミ］
１９５０年生まれ。愛知県立明和高校から東京大学文学部に進み、卒業後、出版社に勤務。１９８４年より編集企画会社代表（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[河瀬瑞穂＠トマト教司祭枢機卿＠MMM団団長]

雑学本。話の小ネタに使えるかな。広く浅く、で軽く読むにはちょうどいい感じ。気になったネタを自分で掘り下げるとさらに楽しめるかも。

2015/10/27

[こぽぞう☆]

広く浅く世界史を眺める感じ。所々間違ってるような気がするだけどねえ。

2018/06/24

[chatnoir]

何かのクイズ番組でこの本からの出題があって、面白そうと思って読んでみた本。語源と言うか、何語読みなのかで大分印象が違うね。いかにもアメリカ的と思っていたバーボンがブルボンだったのには驚いた。確かに英語読みとフランス語読みの違いだね。語源以外にも興味が出るけど、そこまでか！って章が多かった。頭の良い人とか勤勉な人はココから広がる読書も沢山出てきそう。

2017/06/07

[雲をみるひと]

世界史に登場するワードの語源を集めたトリビア集。掲載内容のみならず掲載順も練られており、文章も読み易い。この手のトリビア本としては最上の部類に入る作品かもしれない。

2018/12/13

[よし屋]

読んで字の通りの本です。まえがきにもある通り、小ネタにはもってこいだし、自分としては知っていたけどうろ覚えになっていたことの確認が出来て良かった。歴史好きの方にはお茶請けとしてピッタリだと思います。世界史の解説にちょいちょい間違いがあるのはご愛嬌ということで・・・。

2015/03/04