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内容説明
混迷の時代、先が見えない時代に、何が必要か―明治期の偉人・福沢諭吉は、その答えを明快に示してくれる。空前のベストセラー『学問のすゝめ』を総論とすれば、この『福翁百話』は「実地応用篇・個別具体論」というべきもの。処世術から金銭と職業、教育、健康・衛生問題、趣味の持ち方、宗教論まで…。せわしい俗世間でどんな覚悟や対処法が必要か。心豊かに、強く生きる指針として、いまこそ受けたい福沢先生の「授業」。
目次
1章 健全な「心身」「財産」を手に入れる言葉―「大いに利益を得ようとしなければ、進歩はない」(不完全な精神を「完全に近づける」言葉;金を稼ぐ「大きな目的」 ほか)
2章 「いい人間関係」を築く言葉―「善行は、人に知られてもいいし、知られなくてもよい」(「災難を緩和する」「不幸を予防する」;「慈善」と「義援」の心得 ほか)
3章 「自分の可能性」を広げる言葉―「仕事で苦労しながら、楽しみを求めよ」(「志」だけでなく「根気」が大事;先人たちの業績は「必ず超えられる」 ほか)
4章 「高く評価される人」に導く言葉―「人間は本来、何も持っていない」(武士はなぜ武士道を全うできたか;強い人間をつくる「二回の独立」 ほか)
5章 「充実した毎日」を引き寄せる言葉―「誰にでも、必ず上昇していく道がある」(学問は「学校から出てから」始まる;「空想」が「実行力の源」になる ほか)
著者等紹介
福沢諭吉[フクザワユキチ]
1835‐1901。中津藩士、蘭学者、自然科学者、著述家、教育者、啓蒙思想家、新聞時事新報の創刊者、慶應義塾創設者。専修学校(後の専修大学)、商法講習所(後の一橋大学)、伝染病研究所の創設にも尽力
岩松研吉郎[イワマツケンキチロウ]
1943年東京生まれ。73年慶應義塾大学・大学院博士課程修了、92年同文学部教授(国文学)。現在、慶應義塾大学名誉教授。日本の言語文化を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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