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内容説明
他人の評価に振り回されてしまう、思い通りにいかないことばかりでイライラする、周りの人とつい衝突してしまう…そんな「人生の悩み」をすべて解消する禅の100話。
目次
第1章 「本当に大事なもの」に気づく30話―少し見方を変えるだけで(まずは「自分」を観察する(現成公案)
自然を味わえる場所に行く(身心学道) ほか)
第2章 「悩み」から自由になる30話―“捨てた”分だけ楽になれる(時には考えるのをやめてみる(現成公案)
「目標」を捨ててみる(身心学道) ほか)
第3章 自分の中から自信が生まれる20話―ゆっくり、じっくり、自分のペースで(全体を見る視野を持つ(現成公案)
思い込みを捨てる(典座教訓) ほか)
第4章 「生き方」を考える20話―迷いや悩みがすっと消える(他人の立場に立つ(現成公案)
人に自分の長所を聞く(弁道話) ほか)
著者等紹介
境野勝悟[サカイノカツノリ]
1932年、横浜生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。私立栄光学園で18年教鞭をとる。在職中、参禅、茶道を専修するかたわら、イギリス、フランス、ドイツなど西欧諸国の教育事情を視察、わが国の教育との比較研究を重ねる。1973年、神奈川県大磯にこころの塾「道塾」を開設。1975年、駒沢大学大学院・禅学特殊研究科博士課程修了。各地で講演会を開催。経営者、ビジネスマンから主婦層に至るまで幅広く人気がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
150
ただ生きず、よく生きること。世が変わる中、自分の考えに固執することは難しく、常に変化に流される。欲望は苦しみを生む。理屈から離れてみる。思い通りにはいかないものと心得る。複雑に考えない。無意識に動く自分の身体に感謝する。自分を見つめる時間を持つ。いずれ、人は自然と変わっていく。目が覚めたら朝を味わい、笑顔で挨拶をする。ああ、美しいと素直に思う。人のため、皆のため、お先にどうぞ、自他利行。「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて 冷しかりけり…」全てに感謝。お陰様。朝日で身を清め、今日を迎えます。2020/09/29
ehirano1
90
「宇宙生命(p5)」と来ると、なんだか引いてしまいがちですが、要は「万物一体」のこと。そして万物そのものが生命であり、万物を網羅する宇宙も「生命」を宿している、という考え。我々人間は無機質な宇宙の一部ではなく、生命という有機物の一部であるという考えを元に道元先生の箴言が100個述べられています。全体的に中村天風、J. マーフィー、J. マクドナルド(マスターの教え)に近いように思えました。2017/03/04
黒猫
22
読んだ後に思わず合掌しました。道元禅師の言葉が、頭ではなく心の中に入ってくる感じでした。生きにくい時代だ、思い通りにいかない、将来を悲観する、その他様々な人間の欲、願望。あって仕方ない。道元禅師は仰有る。「全て捨てろ」と。さらに著者の意訳が難しいと言われる道元禅師のお言葉を分かりやすく、説明しています。印象的な解説に「行き詰まったら考えるのをやめる」がありました。そして、「自分もいつか死ぬ」と意識する。本気で身体全体で死を意識すると、この大宇宙に生かされている自分の有り難さに気づきます。再読しよう。2017/11/29
黒猫
21
再読。「仏道の身心は風雨火水なり」。生きていけないと悩むのは人間だけである。身に染みる言葉です。大自然の中で生きていけないなどと悩むのは人間だけであり、頭の中で考えている自分だけなのだ。私たちの身は、風雨火水。大自然の一部なのであるということを意識して、生きる喜びを見つけたい。死にたいという自分は、頭の中で考えている自分だけなのだ。2017/12/15
しゅわっち
20
いいことは書いてある。わかりやすい。しかし、仏陀の言葉に比べると底の浅さを感じてしまった。著者は、僧侶でもない。まったく 仏教に接してこなかった人にはいいのかもしれない。去年永平寺に行き、お守りが少ないのに驚いた。でも、ブッタの頃は、お守りはなかったと思う。仏教本来の姿に一番近いのかもしれない。2021/07/18
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