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内容説明
老子は、その生涯を、おとなしく、柔和に、あたたかく、寛大な態度で静かに送った。そして世俗の価値を飛び越えて、もっとのびのびと、自由に明るく生きようではないか、と主張する。そして、その考えは、荘子によって受けつがれる。荘子は、難解な老子の思想を、架空の話で面白く語る。動物を人間にたとえたり、植物のあり方に人間学を語ったり、その話は、自由で破格で、しかも面白い。―人生を自由に楽しく生きる知恵。
目次
第1章 50語でわかる「老子」(「道の道とすべきは常の道にあらず」―幸福な道は常識の中にはない;「天は長く地は久し」―天を仰ぎ地を歩く;「上善は水のごとし」―理想的な生き方を水に見つけた;「与うるは善く仁、言は善く信」―人を思いやって約束は守る;「無の用」―なんにもしないで働いている ほか)
第2章 50語でわかる「荘子」(「もの、あれに非ざるはなく、もの、これに非ざるはなし」―見方によってすべてが変わる;「天地は一指なり、万物は一馬なり」―天地のもの一切は一体である;「道は通じて、一たり」―すべての道はいつか一本となる;「水の積むこと厚からざれば、則ち、大舟を負うに力なし」―自分を十分深め広める;「五百歳をもって春となし、五百歳をもって秋となす」―大きな気持ちになると苦悩は解消する ほか)
著者等紹介
境野勝悟[サカイノカツノリ]
1932年、横浜生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。私立栄光学園で18年教鞭をとる。在職中、参禅、茶道を専修するかたわら、イギリス、フランス、ドイツなど西欧諸国の教育事情を視察、わが国の教育との比較研究を重ねる。1973年、神奈川県大磯にこころの塾「道塾」を開設。1975年、駒沢大学大学院・禅学特殊研究科博士課程修了。各地で講演会を開催。経営者、ビジネスマンから主婦層に至るまで幅広く人気がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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