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内容説明
いろんな人間がいる。いろんな生き方がある。どれが正しくてどれが正しくないか、ということなどない。そこに気づかないから疲れるのだ。自分は自分、そう思うことである。今はつらくても、自分は自分と思えた人の人生のほうが結果的には実りあるものになる。それはこの本が保証する。
目次
第1章 人とうまくつきあえない、自分らしく生きられない(なぜ、ありのままの心を隠してしまうのか;他人の期待に合わせることはない ほか)
第2章 なぜ不安感・緊張感につきまとわれるか(拒否されることの恐怖;自分をよく見せる努力は自分を傷つける ほか)
第3章 人に合わせすぎて自分の気持ちをため込んでしまう人に(「こうでなければ好かれない」という思いこみ;「あの人は“いい人”」と言われる人の素顔 ほか)
第4章 心から愛する、愛される自信がない時(つくり笑いはうまくなったけれど;どこまでも自分は自分 ほか)
第5章 「自分は自分」と思うだけで人生はもっと生きやすくなる(自分を拒否する人にはかかわらない;“期待はずれ”があってもいいじゃないか ほか)
著者等紹介
加藤諦三[カトウタイゾウ]
社会心理学者。1938年東京生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学院修了。現在、早稲田大学教授、ハーヴァード大学ライシャワー研究所準研究員。心理的側面からよりよい生き方を示唆する著作の数々は、多くの読者に生きる勇気と人生の指針を与え続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆきらぱ
26
加藤諦三先生のYouTubeを見て本も読みたくなって選びました。YouTubeの番組の中でアメリカのシーベリーの研究によると悩みを持つ人の共通点はたったひとつの言葉が言えない人、その言葉とは「私はそんな人間ではない(I'm not like that)」である、というお話をされていてそれにふかーく感銘を受けました。自分を変革する必要はないということ、自分自身であるのが唯一の義務、Creepy Nutsの歌詞みたいでしょうこれ!この本にも味方になる言葉がたくさんありました。また読みます。他の本も読みます。2024/06/22
のし
17
心の優しい人は、他人にちやほやされても嬉しくない。他人の美点を見つけて尊敬することに喜びを感じる。という言葉が印象的。受動的、能動的の違いかな?受けることを待っても心は軽くならない。そんな気がします。考えさせられる本でした。2014/11/09
らる
5
他人の期待に合わせる必要はない。あなたは何も期待されていない。うつ病になる人は他人に尽くそうとする。尽くしたいから尽くすのではなく、受け入れてもらおうとしている。/他人に嫌われることなんて怖くない。愉快に生きようと思えば、自分の恐怖の焦点に踏み込む以外ない。/八方美人で周囲とうまくいっているよに見える人でも、心の底は混乱している。自分が何を感じ、何を望んでいるのかわからない。心の底にある敵意を隠している。こういう人は、心の底にある敵意を意識化して、この障害を取り払うことによってのみ、情緒的に成熟できる。2019/11/30
る-さん
4
第3章を読んでいて、かつて自分が精神的にすごく葛藤していて死に物狂いで読み漁った加藤氏の本の数々が思い浮かび懐かしくなった。氏の著書はどれを取ってもただ一方的に慰めるのではなく、叱咤激励するという印象が強い。悩む読者の外に原因を見つけて仕方なかったと慰め、また同時に自己に対する甘えも問う。それは苦しい現状を人のせいにして終わりにするのではなく、またそこから自分の意思で進めと建設的な心の活動を促しているように思える。それはまるで背負っていた荷物を下ろし、身軽になった者の新しい門出を祝うかのようで励まされる。2018/01/19
よつば
3
読んで気が軽くなったか・・・でも、そういう生き方もしていいんだと感じました。2014/01/02
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