出版社内容情報
◆なぜ「一つの歴史」が終わったのか?
人類の「普遍的な歴史」について考察した、不朽の名著!
・二十世紀がもたらした最大の「歴史的教訓」
・人間にとって「普遍的な歴史」とは何か
・社会進歩のメカニズムと資本主義体制
・民主主義の弱点・権威主義の美点
・近代史に登場した「最初の人間」
プラトン、カント、ヘーゲル、ニーチェなどの思想家をふまえて、
今、われわれが置かれている立場、そこから生ずる問題点を
鋭く論究した、画期的な歴史書!
【冷戦終結後の時代を回顧し、将来を展望するうえでも
本書の魅力は尽きない。 佐々木毅(東京大学名誉教授)】
内容説明
なぜ今、一つの歴史が終わるのか!幻想のうちに崩壊した「自由の王国」。社会進歩のメカニズムと新しい歴史を創造させるエネルギーとは。現代史を総括する歴史的教訓!
目次
第1部 なぜいま一つの歴史が終わりを告げるのか―世界史における歴史的「大転換」とその内部構造(二十世紀がもたらした最大の「歴史的教訓」;「強国」の致命的弱点;あまりにも貧しすぎた「超大国」;「千年王国」の旗手)
第2部 幻想のうちに崩壊した「自由の王国」―ヘーゲルの予言はなぜマルクスよりも正確だったのか(人間にとって「普遍的な歴史」とは何か;歴史に見る人間の「欲望」のメカニズム;歴史は決して「逆流」しない;社会進歩のメカニズムと資本主義体制;自由市場経済の圧倒的勝利;民主主義の弱点・権威主義の美点;近代をのし歩いた「悪魔」;「自由の王国」のなかで)
第3部 歴史を前進させるエネルギー―「承認」を求める闘争と「優越願望」(はじめに「死を賭けた戦い」ありき;近代史に登場した「最初の人間」;共産主義がつきつけたファウスト的「交換条件」)
著者等紹介
フクヤマ,フランシス[フクヤマ,フランシス] [Fukuyama,Francis]
1952年シカゴ生まれ。日系三世。ハーバード大学で政治学博士。アメリカ国務省政策企画部次長、ワシントンD.C.のランド研究所顧問、ジョンズ・ホプキンズ大学教授などを経て、スタンフォード大学フリーマン・スポグリ国際研究所オリヴィエ・ノメリニ上級研究員、同大学民主主義・開発・法の支配センター・モスバッカー・センター長。1989年ベルリンの壁崩壊前に発表した、冷戦の終結を予見し、冷戦後の世界の姿を示した論文『歴史の終わり』は、全世界に大きな衝撃を与えた。祖父は大阪商大(大阪市立大学の前身)の初代学長を務めた河田嗣郎氏
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
1930年生まれ。上智大学名誉教授。英語学者。深い学識と鋭い評論でも知られる
佐々木毅[ササキタケシ]
1942年秋田県生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学教授、東京大学総長等を経て、日本学士院会員・東京大学名誉教授・学士会理事長。博士(法学)。専攻は政治学・西洋政治思想史。文化勲章受章。著書に『いま政治になにが可能か』(中公新書、吉野作造賞)、『プラトンの呪縛』(講談社、和辻哲郎文化賞、読売論壇賞)、『政治に何ができるか』(講談社、東畑記念賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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