内容説明
実は身の回りにたくさんいる「新宗教」の信者。おそらくは人口の一割を占めると推定されている。それほど身近な存在にもかかわらず、その実態はわかりづらい。どうして生まれたのか、どんな教えなのか、どんな活動をしているのか。「新宗教」の疑問にわかりやすく答える入門書。
目次
1章 「新宗教」はなぜ注目されるのか?(なぜ「新宗教」について知る必要がある?;そもそも、「新宗教」って何? ほか)
2章 入信すると、人間はどう変わるのか?(どんな人が「新宗教」に入信する?;誰に、どうやって誘われるのか ほか)
3章 収入、政治、教育…教団に関わる問題(何が収入源?;宗教法人は、税金を払わなくていいのか ほか)
4章 信者を引きつける「教祖」の魅力(「教祖」になる人とは?;何のために宗教を始めたのか ほか)
著者等紹介
井上順孝[イノウエノブタカ]
1948年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(宗教学)。現在、国学院大学神道文化学部教授。新宗教を中心に近代以降の宗教運動についての比較研究を行っており、2006年からは、国学院大学研究開発推進機構日本文化研究所所長。また1998年以来、宗教情報リサーチセンター長も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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海
2
前半はまるでネットのライフハックまとめ記事みたいな内容の薄さで、こんなのが本になっちゃうんだ…と思っていたけど、後半の宗教別の説明はよかった。コンパクトにざっくりとだけどツボをちゃんと押さえて説明してくれてる感じ。2014/01/27
SK
0
204*前半は興味深い項目が多いのだが、曖昧なお茶を濁したような書き方で残念。後半は、教団カタログといった感じ。こちらの方が読み応えがある。大体の教祖は、神がかっているな。2014/10/22
ダダダダダッ
0
宗教というものがどういう風に出来あがるのか、どういった時代背景だったのか、その他宗教について一般人が気になるであろうことなどがよくわかる本だった。2014/02/05
双輔
0
課題で読んでいたのをもう一度熟読。新宗教の入門書。各新宗教の歴史・特徴を分かりやすくまとめています。2011/08/27
戸塚こだま
0
日本の新宗教に絞ってカタログ的に解説。読みやすいが、あとちょっと掘り下げが欲しいところで次の章になっちゃう。2010/04/04