内容説明
どんなに優秀な頭でも、「整理する力」がなかったら、いいアイデアや独創力は絶対生まれない。偶然としか言いようのない大発明や大発見、あるいは独創性も、実は「頭の中」では生まれるべくして生まれるプロセス、メカニズムが必ずある。この本は、東大先端研教授で、バイオセンサー開拓の世界的権威、そして数々の独創的発明で高い評価を得ている軽部博士が、これまでの実体験をもとに脳の活性化法、すぐれたアイデアを生むメカニズムの活用法、実現法を、具体例をあげてまとめたものである。
目次
1 ひらめきのネットワークを構築する―左脳と右脳を結ぶ「かけ橋」のつくり方
2 非常識を理論にする―オリジナリティを生み出す最強の知恵
3 脳の種火に点火する―“知的生産力”が確実に身につくトレーニング法
4 インプット・データを一瞬のうちに並び替える―予兆、特化、推理、検証、これが情報のプロ仕様
5 頭脳をアウトソーシングしてしまう―他人の頭も自分のもの!
6 デジタル環境で頭の許容量を二倍にする―能率アップは「機械」にまかせろ!
7 集中モードに切り換える―ニュートン並みの集中力なら簡単だ!
8 優先順位を即座に判断する―十五分でどこまでできるか、を知っている頭は強い!
9 強制換気で脳内を100%リフレッシュする―外界との回路をうまく遮断する法
10 本質を見抜くトレーニング―メンタル・タフネスが思いつきを成果にする!
11 頭の蓄積資産を利益につなげる―ペンを持つ手を自在に動かすメカニズム
付録 軽部流・速習「使える英語」レベルアップ法
著者等紹介
軽部征夫[カルベイサオ]
1942年、東京生まれ。72年、東京工業大学大学院理工学研究科博士課程修了。イリノイ大学留学の後、ふたたび東工大へ。同大資源化学研究所教授をへて、88年、東京大学先端科学技術研究センター教授。99年、東京大学国際・産学共同研究センター長に就任。バイオセンサー開発分野での世界的権威。生命工学、環境工学へと研究領域を広げ、数々の創造性にあふれた研究成果を発表している。日本化学会学術賞、市村学術貢献賞、フランス政府教育功労賞などを受賞。主な著書に『生命力!』(三笠書房刊)、『バイオセンサー』(共立出版刊)、『独創力をつける』(日本経済新聞社刊)、訳書に『数の魔法使い』(イースタウェイ他著、三笠書房刊・王様文庫)などがある
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