内容説明
「書きたい」と思って書く人も、「書かなければならない」から書く人も、まず、思うままに文章を綴ってみよう。そこが、書く人の出発点になる。「書く」ためには、「自分の考え」が必要なことに気づくだろう。そこからが、本書の出番だ。書き方の基本から、構成の考え方、着想のしかた、推敲のポイント、観察眼の磨き方まで、朝日新聞での40年に及ぶ記者生活と朝日カルチャーセンターにおける文章教室の講師の経験から導かれた、実践的な「文章上達法」。豊富な例文を引きながらわかりやすく説く、文章読本の決定版。
目次
1章 「あなたの文章」を変える!―読み手にインパクトを与える「書き方」の基本(どんな場面でも通用する「ホンモノの文章力」;文章にふくらみをつける「なぜ」の力 ほか)
2章 ここを変えるだけで、わかりやすい、いい文章に変わる!―添削実例で学ぶ、見直しのポイント(いちばん効果的な表現を選ぶ目;なぜもっとわかりやすい文章が書けないのか ほか)
3章 「目の覚めるような着想」で読ませる技術―読み手はいつも、思いがけない発見をしたがっている!(あなたの文章に「ドラマ」を仕掛ける;引用・体験の使い方にもコツがある ほか)
4章 あらゆるジャンルに共通する「文章力」がつく!―書くための観察術からパソコン文章術まで(一本調子にならない、文章の盛り上げ方;事実を書いた方が心はうまく伝わる ほか)
5章 人の心を動かす1行の生み出し方―想像力をかきたてられる、いつまでも心に残る文章の条件(もっと上手に書くための「読み方」;人はなぜ、この言葉に心を動かされるのか ほか)
著者等紹介
轡田隆史[クツワダタカフミ]
1936年、東京に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業。朝日新聞東京本社社会部員、社会部デスク、論説委員、編集局顧問を経て、現在、『ニュースステーション』をはじめとするテレビ番組、講演会などで活躍中。森羅万象を批評する朝日新聞夕刊コラム『素粒子』で、1996年まで8年間、健筆をふるう。また、講師を務めた、朝日カルチャーセンターの文章教室は、そのわかりやすい語り口と鋭い解説で大変な人気を博した。著書にはベストセラーとなった『「考える力」をつける本』シリーズ全3巻(三笠書房刊)、『現代世界の構図を読む』『顔のある文章の作り方』などがある
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