内容説明
世の中には自分を不当に傷つけるものに、きちんと抗議する行動的な人もいる。一方で、行動できない人がいる。心の中で「くやしさ」が渦巻く。くやしいけれど行動できない人は、何かにしがみついているのである。その何かを失うのが怖いのである。しかし、それは幻想でしかない。行動を起こすということは、新しい世界へ踏みだすことでもある。
目次
第1章 「実際の自分」に気づく(自分ひとりだけで思いこんでいないか;悩みを心の中に閉じこめてしまわない)
第2章 「心の向き」を変える(ゆずる一方で生きてないか;どうして報われない立場になるのか;感じやすい人・控えめな人)
第3章 もっと「私」を出す(「失うのが怖い」心理;自分がわかれば相手のこともわかる)
第4章 気を軽くして生きる(「とり返しのつかないこと」などない;土台ができる前に先へすすむな;「ゆとり」が心にできてくる)