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内容説明
この福沢諭吉の教えのなかに、自分の「可能性」をひきだす手がかりが、「向上心」をみがく方法が、「活力」をつけるきっかけが、「心の青春」を燃えたたせる何かが、必ずある。福沢流実学は、「自己実現」のための課題図書。
目次
人間はみな平等である(人は同等なる事)
国の権利は平等である(国は同等なる事)
学者の役目とはなにか(学者の職分を論ず)
法律の貴さを論じる(国法の貴きを論ず)
国民のなすべき務めを論じる(国民の職分を論ず)
自分の考えで他人を評価してはならない(我心をもって他人の身を制すべからず)
学問の自由―中津の旧友に贈る
ニセ紳士の実態(名分を以て偽君子を生ずるの論)
スピーチのすすめ(演説の法を勧むるの説)
人間は気品高くあれ(人の品行は高尚ならざるべからざるの論)
怨望は有害であること(怨望の人間に害あるを論ず)
自己の精神を点検しよう(心事の棚卸し)
世話の意味に二つあること(世話の字の義)
取捨選択を誤るな(事物を疑って取捨を断ずる事)
独立の意義(手近く独立を守る事)
理想と現実の一致(心事と働きと相当すべきの論)
人望について(人望論)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月夜見(けん)
1
カオサンの安宿に捨てられていたのを拾って読んだ。学ぶ所多し。 独立とは、自分で自分の身の始末をつけ、他人をたよる心がないことをいう。他人の考えに影響されず、自分で物事の理非(正しさと誤り)を見分け、自分の行動にまちがいを起こさぬ者を、独立人という。 自分の心と身体の働きにより、他からの援助なしに生活する者は、経済的に独立した人間である。 人間の見識・品行は、高遠な理論を語ること、あるいは見聞をひろくすることだけで高潔になるものではない。 もし他人の仕事に不満だったら、自分でその仕事を試みてみたまえ。2013/04/18
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