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内容説明
本当の幸福とは何か、人を愛するとは何か、人間として、私たちはどう生きていかなければならないのか―さまざまな問題とぶつかり、さまざまな人と出会う中で、自らを問い直し生き方を見つめ直す、若き詩人の心の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rico
78
私の谷川さんのイメージは、白・ブルー、あるいは透明なのだけど、「青年」ではなくなり、家庭を持って生活を抱える「人間」として生き始めた頃に書かれたせいか、本書は少しスモーキーな感じ。女性観はやや古いけど、とまどいつつ「愛」という摩訶不思議なものに対峙し、生真面目に言葉にしようと格闘してるのが何だか微笑ましくて。この後年を重ね、自然体で世界と戯れ、たくさんの素晴らしい言葉を残して去って行かれた谷川さん。今頃は「ラララ〜♪」なんて口ずさみながら、星の彼方を楽しく飛び回ってるのでしょうか。ありがとうございました。2024/12/09
あや
3
谷川俊太郎の著作の中でいちばん繰り返し読んだ本。愛とは何か。高校生の頃深く考えた。愛とは何か。その難しい答えを考えるのに大きく一助になる本に思え高校生の時貪るように読んだ。また悩んだ時にゆっくり読み返したい。2020/03/15