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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猫丸にゃん太
41
般若心経は大乗仏教の根本思想である「空」の理法を276文字で説いた経であり、この本は般若心経の一つ一つの意味を解説し、逸話や物語を通じて理解を深め、どの様に生活に応用すれば良いかを説いている。仏教の根本原理は三つの真理より成り、諸行無常(あらゆるものは移り変わる)、諸法無我(あらゆるものは実体がない)、涅槃寂静(心の安らぎこそが幸せへの道)、そして三法印に目覚める事が悟りなのである。分かりやすい本なので般若心経や仏教入門にちょうど良い。2015/05/08
ごん@読書垢
2
帯の毎日を力強く生きる指針! というので手にとった。 内容は項目別で、一番印象に残ったのは、「物と引き換えに捨ててしまった心のやすらぎ」の箇所だった。 物の豊かさを求める時代になり、最近では心を楽しませるビジネスが流行り、心も売り物にされている状態。 求めるなではなく、得られたもので生きていく。 そうすれば幸せを感じられないことはないし、心は安らいでいく。 スッと入ってきました。 この気持ち大事にします。 2017/06/26
Y.Taka
2
世にある様々な教えや考え、最新の科学の概念が仏教に網羅されている。これは実に驚嘆すべきことである。我々は仏教の教えを改めて見直し、実践していくことが大事であると思わせた良書であった。2012/02/22
kame
1
写経などで触れたことのある般若心経。どんな教えが詰め込まれているのかが例も含めて丁寧に解説されており、非常に分かりやすかったです。なんだか、全てのものが良い意味でちっぽけに思えました。心がすっきりします。内容も非常に濃いので、何度でも読めそう。2014/09/30
ハム太郎
1
仏教のエッセンスのみを抽出したわずか276文字の経典、般若心経。相当濃密な内容なのだろうなと想像していたが、実際は「万物はみな空である」という仏教の根本思想を、それこそくどいくらいに繰り返し説くものであり、意外にシンプルであった。すべてが空であるという真実に目覚めることが悟りであり、輪廻の苦しみから解脱する道である。さらに自我を空じることにより他人への慈悲が芽生え、全人類、全生物みなで幸せの境地に向かおうという大乗仏教の根底を支える思想に繋がる。2013/02/24