内容説明
木を彫って、作品ができ上がったときは大変嬉しいものです。しかし木彫はそれまでにも、材料である木を手にしたときの何か出逢うべくして出逢ったというようなご縁のような出逢い、そこに彫刻刀を彫り入れるときの緊張感、一彫り、一彫り、彫り上がる喜び、木という自然の素材と向き合い自分だけの時間を過ごしているという至福のひととき、それはとても贅沢な時間だと思います。今回は、暮らしに彩りを添えてくれるような作品作りに取り組みました。
目次
カラー口絵(ディメンションレリーフ;ラブリー;ミニギャラリー;スィートティータイム ほか)
本文(木彫の知識―木材、彫刻刀、彫りの種類、塗り、その他の用具;銘々皿;チューリップの書類入れ;木の葉のトレー ほか)
著者等紹介
渡辺二笙[ワタナベニショウ]
西宮市に生まれる。大阪教育大学美術科卒業。学生時代から木彫工芸に取り組み、木彫師範科修業の後、父で木彫家の渡辺一生主宰「はちのす会」の副会長をつとめる。1992年NHK「婦人百科」に講師として出演。1999年NHK「おしゃれ工房」に講師として出演。神戸海星女子学院・夙川教室・NHK文化センター・東京三越文化センター講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。