内容説明
本書では、下肢静脈瘤について、一般の人たちが理解できるように、できるだけわかりやすく、イラスト、図、写真を多く取り入れた。また、日ごろの診療のなかで患者さんからよく受ける質問には、「患者さんの質問に答える」という項をもうけ、Q&A形式で答えた。下肢静脈瘤の治療を受ける人たちの不安を解消し、いっそう下肢静脈瘤を理解していただくために「一口メモ」の欄もつくった。また、下肢静脈瘤の治療を受けないまでも、予防をしたい人、悪化させたくないという人のために、日常生活の過ごし方や弾力ストッキングの使い方などについても記述した。
目次
第1章 事例とQ&Aで学ぶ下肢静脈瘤
第2章 血管のしくみと働き
第3章 下肢静脈瘤はこうして起こる
第4章 下肢静脈瘤の症状と合併症
第5章 下肢静脈瘤はこうして治す
第6章 注意したい足の静脈の病気
著者等紹介
平井正文[ヒライマサフミ]
昭和18年、愛知県蒲郡市生まれ。昭和42年、名古屋大学医学部卒業。名古屋大学分院外科講師、国立循環器病センター医長、名古屋大学第一外科講師、愛知県立尾張病院外科部長を経て、平成4年より愛知県立看護大学外科教授。昭和50~51年デンマーク、昭和55~57年ドイツに留学。日本静脈学会理事、日本血管外科学会評議員、日本脈管学会評議員、下肢静脈瘤硬化療法研究会幹事など。現在、愛知県立看護大学にて教育、研究に従事するとともに、東海病院血管外科外来を担当。主な研究テーマは、「下肢静脈瘤の治療」「深部静脈血栓症の予防」「弾力ストッキングの臨床応用」など
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