内容説明
本書は、ミケランジェロやダ・ヴィンチなど、偉大な巨匠たちのデッサンと技法を基にして作った、最新の人体デッサン技法書だ。美しく均整の取れたルネサンスの肉体や躍動感あふれるダイナミックなバロックの肉体をベースに進化させることで、存在感あふれる人体を描くことができる。著者のジョン・デマーティンは一流のフィギュラティヴ・アーティスト(具象芸術家)で、アメリカの人気デッサン専門誌『ドローイング』に長年にわたって寄稿してきた。本書ではその記事をベースに、人体デッサンを描くための超絶テクニックとその手順を惜しみなく開示している。また、作品制作とともに20年以上続けている教育活動の中で磨き抜いた、人体のパーツ間の絶妙なバランスや、曲線を使って活き活きとした立体的な人体を表現する方法についても紹介している。
目次
1 画材、基本テクニック、デッサンの模写
2 透視図法、形と輪郭を描く
3 白い紙・色つきの紙に描く
4 人物を描く
5 顔のパーツ(唇・鼻・目・耳)の描き方
6 頭部、手、足
7 人体のリズム曲線
著者等紹介
デマーティン,ジョン[デマーティン,ジョン] [deMartin,Jon]
今日活動している代表的なフィギュラティヴ・アーティスト(具象芸術家)の一人であり、国内で最も権威のあるアカデミーやアトリエで20年以上にわたり人体デッサンと絵画を教えてきた。また、ハーシュル&アドラー・ギャラリーズ、ジョン・ペンス・ギャラリーなどに出展した他、“現代アメリカのリアリズム展”にも出展している。デラウェア州ウィルミントンで育ち、後にニューヨークに移り、アメリカの名門美術大学プラット・インスティチュートの映画制作学科を卒業し学士号(美術)を取得した。その後、アート・スチューデント・リーグに入学し、著名なアーティストであるマイケル・アヴィアーノに師事した。彼は現在、ホワイトプレーンズ在住、ニューヨークのポートチェスターのスタジオで教えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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