アート オブ J.C.ライエンデッカー

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アート オブ J.C.ライエンデッカー

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  • サイズ A4判/ページ数 256p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784837306443
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C3071

出版社内容情報

ノーマン・ロックウェルが崇拝した伝説のイラストレーター。600枚の作品や写真、時代背景とともに真実の姿をあぶり出している。アメリカン・イラストレーションの黄金時代に数多くの作品を描き、なおかつ最大級の人気アーティストであったJ. C. ライエンデッカーは、ハンサムな男性とグラマーな女性をスタイリッシュかつ印象的に描いたことで、大衆の心をつかんだ。〈ライエンデッカー・ルック〉とも言われる、見ればすぐわかるその絵柄は、アメリカという国の顔を作り上げるのに一役買い、そこから今も知られている数多くの図案が生まれ、広告におけるブランド性を創造することとなった。ただし今に至るまで、そのアートの裏にいた本人についてはさほど知られていない。
ノーマン・ロックウェルに〈雑誌表紙の匠〉と呼ばれ、のちに私淑されることになるライエンデッカーが描いたイラストレーションは、あらゆる大手誌の表紙を飾った。また広告においても、最先端の紳士服から、アイヴォリー石鹸やケロッグのコーンフレークに至るまで、幅広い商品の宣伝を支える作品を描いたのである。とはいえ最もよく知られているのは、おそらく〈アロウ・カラーの男〉のポートレートで、これは男性として最初のセックスシンボルとなり、両性から人気を集めた初めての広告スターにもなった。この洗練された優雅な紳士のイメージが、それを見た何百万という人々の心を振るわせ、熱狂する社会に絢爛豪華なライフスタイルを売り込んだのである。しかしこのアロウ・カラーの男のモデルが、ライエンデッカーの長年の恋人たるチャールズ・ビーチであったことを知る者は少ない。同性愛に対する世間の詮索から逃れるように、ライエンデッカーは自分の私生活を詳しく語らなかった。
本書では、ライエンデッカーの600枚以上の原画・写真・広告・雑誌の表紙とともに、こんにちまで残されていた多くの謎をしっかり解明し、真実の姿をあぶり出している。

目次:アメリカン・イラストレーションの黄金時代/ライエンデッカーの生涯/ライエンデッカー・ルック/商品中心の社会における広告アート/雑誌表紙の匠/書籍イラストレーション/ポスター──大衆のアート/ライエンデッカーとアメリカ写象主義者──歴史の観点から

カトラー ローレンス[カトラー ローレンス]
著・文・その他

カトラー ジュディ[カトラー ジュディ]
著・文・その他

大久保 ゆう[オオクボ ユウ]
翻訳

内容説明

「母の日には花を贈る」「赤い服に白いヒゲ、お腹の出たサンタクロース」「商品のシンボルキャラクター」…すべてライエンデッカーの発想から世に定着したものである。ライエンデッカーはたぐいまれな技術と表現力を身につけた画家/イラストレーターであると同時に、すぐれたデザイナーであり、プロデューサーでもあった。ライエンデッカーの600枚以上の原画・写真・広告・雑誌の表紙とともに、こんにちまで残されていた多くの謎を解明し、真実の姿をあぶり出す。

目次

アメリカン・イラストレーションの黄金時代
ライエンデッカーの生涯
ライエンデッカー・ルック
ライエンデッカーとアメリカ写象主義者―歴史の観点から

著者等紹介

カトラー,ローレンス[カトラー,ローレンス] [Cutler,Laurence S.]
著名な建築家にして都市環境デザイナー、作家・広告業重役・教育者。ハーバード大学やMITのほかロードアイランドデザイン学校で、建築および環境デザインの教授を歴任。ARTShows and Productsを設立し、展覧会のコーディネートや派生アート作品のライセンス業務を手がけるだけでなく、アート&アーキテクチャ同盟を創設して芸術と建築を融合させた教育活動を振興してもいる。建築・都市環境デザイン・都市計画・美術・詩などに多数の著書がある

カトラー,ジュディ・ゴフマン[カトラー,ジュディゴフマン] [Cutler,Judy Goffman]
画商・作家にして、国立アメリカン・イラストレーション美術館の共同創立者・館長。ニューヨーク市にあるアメリカン・イラストレーターズ・ギャラリーの創設者でもある。ARTShows and Productsのみならず、アートの共同制作や景観設計、建築一般の認知向上のために振興活動を行うNPOのアメリカ文明基金を共同で設立している。多数の書籍・展覧会カタログの著者でもある。現在カトラー夫妻はロードアイランド州ニューポート在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

76
図書館で借りてきた理由は表紙の男性が「『ダンケルク』でのコリンズに似ているな~」という不純さからでした。しかし、繋ぎとなっている裏表紙を見て腐女子のセンサーが反応^^;ライエンデッカー氏の来歴を読んで納得。ミュッシャにも影響を与え、洗練された服を纏い、品のある色香を放つ人物像はとても麗しい。しかし、彼の天才性に潰されてしまった弟のフランコ、姉のメアリとパートナーのビーチ氏との不破、アメリカ文化の爛熟期に華咲いてしまったライエンデッカーの末路を知ると時代の徒花のようにも思えて切なくもなる。2017/11/12

honoka

39
やっと読了。ライエンデッカーのイラストレーターに止まらない「画匠」(絵の構図、例えば本の表紙は文字の配置や書体も考察)という真摯な生き方にただただ尊敬する。膨大な量の作品─主に雑誌の表紙やポスターは、まず一枚だけで物語となるようなレイアウトを熟考してからモデルを雇い綿密にデッサン後、更にブラッシュアップするというのに溜息。今にも動き出しそうな魅力溢れる人物画の数々、これが雑誌の表紙!と驚愕する。なんて贅沢なんだろう。17才でモデルとなり生涯の伴侶となるビーチ氏が彼の死の翌年没している。2016/11/20

くさてる

26
アメリカのイラストレーションというと、ノーマン・ロックウェルを連想する人が多いと思うけど、このライエンデッカーはそのロックウェルが憧れ私淑した人物。その人の作品と偉業に関する解説と歴史的背景まで説明した大著。読みごたえと見ごたえがありました。すごいすごい。とにかく一枚一枚の完成度と包括する物語性がすごい。そしてなにより、綺麗で、可愛く、美しい。私がイラストを描く人間ならこの人の作品の模写を永遠に続けるでしょう。ため息が出るようなイラストがたっぷり見られます。2017/07/27

アーチャー

20
男性を美しく、しかもデカダンスを漂わせながら描ける特異な画風だと思っていたら、作者の私生活を知って大いに納得しました。そうじゃないと描けませんよね。ページをめくるたび、自分がその時代に誘い込まれるかのような雰囲気を持った本だと思います。2016/12/16

那由多

16
「読書する男」で一目惚れしたライエンデッカーの画集。『グレート・ギャッツビー』とライエンデッカーの類似。男性モデルの筋肉にオイルを塗ったり、ロウソクの灯だけで明暗からくる官能性の追求。ライエンデッカーが描く男性は、小指の先まで色気が零れ落ちていて危険。2018/12/17

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