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内容説明
イギリス黄金期のヴィクトリア朝時代を含む1730~1930年までの実物の女性用衣服・服飾品を採集し、著者自らの手による熱意あふれる筆致のスケッチで、詳細に記録・分析した図解資料集。ドレスの全体図から、ボタンやレースなど細部に至るまでの各寸法、色や柄、刺繍の様子、どのような仕組みでスカートが膨らんでいるかが分かる裏側の図など、驚きの観察眼により、徹底的に解説。巻末には、便利な服飾用語集付き。
目次
第1章 1730~1800年
第2章 1800~1835年
第3章 1835~1870年
第4章 1870~1900年
第5章 1900~1930年
付録 ‐1806/1814/1913年のドレスのさらなる詳細研究
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
40
服飾史関係の本を読んでいると必ずと言っていい程参考文献に挙げられている一冊。ならば読むしかないと思て読みました。どの時代にどんな布があって、どんな技法が存在するのかを知りたくて。メッシュや機械編みのレースは意外と旧い時代から、存在する……?なのに綿へのプリントは意外と最近になってから……?染色技法の方が発達が遅かったから?絹へは手描きで描いていた時代が長い?謎は深まる。小物や下着の紹介も沢山あって勉強になりました。ペチコートにクリノリン、コルセットがいつの時代も共通化と思ったら実はそうではないのですって。2018/03/16
syaori
27
眺めているだけで楽しいです。細部や後ろも図解されていて実際にどうやってドレスを着ていたかがよく分かります。また年代順に並んでいるので流行の変遷も見えて楽しいです。これはきっとラムジー夫人(『灯台へ』)が着ていたに違いないなどと考えながら眺めたりもしました。しかしファスナーのない時代、着付けはすごく大変そうです。カギホックが細かく付いていたり、ボタンが後ろに上から下までついていたり…。最初にドレスにファスナーを採用したのはスキャパレリと何かで読んだ記憶があるのですが、そうだとしたらスキャパレリに感謝です!2016/06/12
もっちゃか
8
細かく書かれているスケッチやメモがとても興味深かったです。もう少しすっきりした線だと、より見やすくなるような。2013/09/13
及川まゆみ
5
服飾史を勉強してる人にはお勧めなのはもちろんだけど、当時に思いを馳せながら眺めているのが楽しい。「いつか晴れた日に」(「分別と多感」)とかイギリス映画を思い浮かべながら興味深く読みました。製図するとどうなるのかな?と思うので実際に作る時の過程がもっと知りたいですね。面白い本です。2013/09/14
蒼1228
3
華やかなドレスの変遷。小物まで細かく載っていて、見ているだけで楽しい。2018/12/01
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