出版社内容情報
「時には優しく、時には気まぐれ、時には恐ろしいが、どの瞬間も決して同じではない。」
―――ジョン・ラスキン
空は、天気や時間、季節によってさまざまな表情をみせるモチーフ。
色彩豊かで淡い色の混ざり合いを表現するには、
「パステル」がぴったりです。
本書では、まずパステルの持ち方や、さまざまなタッチの付け方などの基礎を学び、
次に指や道具を使って、紙の上で色を混ぜたりぼかしたりしながら空を仕上げます。
雲の輪郭のタッチをやわらかくしたり、シャープに入れたり、
また、補色や中間色など色の知識も身につけながら、
色同士を自然につないで馴染ませる色選びや、風の流れを意識してタッチを加えることで、
空と雲に深みとコントラストが生まれ、印象的な美しい空模様が完成します。
豊かな雲がたなびく青空、遠くで雨を降らす曇り空、
雲が巻きあがる風の強い日に、複雑な色を帯びた嵐の前、
鮮烈な陽光が辺りを染める夕焼けと、ヴェールのような淡色を重ねた朝焼け……。
刻々と移り変わる繊細な光と色を捉えて、心揺さぶるドラマティックな6種類の空を描きましょう。
目次
何が必要?
パステルと色
空を描く(青い空、白い雲;土砂降り;風の吹く日;鮮やかな夕焼け;風の前の夕焼け;ほのかな朝焼け)
問題解決のヒント「空のクリニック」
著者等紹介
オーム,サンドラ[オーム,サンドラ] [Orme,Sandra]
劇的な空と土地の雰囲気をとらえることで有名な、イギリスのパステルアーティスト(ユニゾンカラー社提携)。専門的な知識を活かして、指導者としても長きにわたり活躍中。イギリス国内の展示会への参加やギャラリーでの展示を行い、ロンドンの「マル・ギャラリーズ」ではパステル協会とともに作品を出展している。JMW・ターナーからアレクサンダー・ナスミスまでの雄大な風景画の伝統に影響を受け、現代のパステル画と木炭画の手法を用いて、壮大な具象描写の絵画を創りだした。「真実でないものは美しく存在するはずがない」というジョン・ラスキンの言葉に触発され、絶えず変化する劇的な空と、美しい荒野の眺めが再現された作品は、雄大な自然の「恐ろしいまでの美しさ」を伝えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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