内容説明
ウォルト・ディズニー『ファンタジア』、MGMスタジオ『バーニー・ベアー』などの制作で活躍した伝説のアニメーター、プレストン・ブレア(1908‐1995)によるアニメーション指南書の名著『CARTOON ANIMATION』、本邦初の日本語翻訳版。いきいきとしたキャラクターの作り方、なめらかな動きの表現方法、効果的な撮影テクニックなど、アニメーション制作の基礎のすべてが、ブレアの描くキュートで魅力的な作例と共にわかりやすく解説されています。アニメーションに限らず、イラストや漫画など、あらゆる創作活動で役立つ一冊です。
目次
イントロダクション
第1章 キャラクターの作り方
第2章 キャラクターの動き
第3章 アニメーション
第4章 会話
第5章 テクニック
著者等紹介
ブレア,プレストン[ブレア,プレストン][Blair,Preston]
カリフォルニア州レッドランズの出身。ポモナ・カレッジに入学し、オーティス・アート・インスティトゥートでアートを、シュイナールのプルエット・カーターの下でイラストを学んだ。カリフォルニア水彩画協会と、ニューヨークのアメリカ水彩画協会のメンバーとして、広く展覧会を開いた。優れたアニメーション・アーティストの1人で、ディズニーのスタジオで、『ファンタジア』の中の「時の踊り」のカバや、「魔法使いの弟子」のミッキーマウス、『ピノキオ』の一部や、『バンビ』の中でフクロウが「浮かれ頭」について語るシーンなどのアニメ制作を担当した。MGMでは短編アニメの『バーニー・ベアー』のディレクターを務めた。テックス・エイヴリーの伝説の短編アニメ『おかしな赤頭巾』でアニメーションを制作したのも有名。その後、コネティカットに移り、TVのCMや教育番組をプロデュースし、ウェスト・コーストでは、30分アニメ『原始家族フリントストーン』のプロデュースに携わった。晩年は、アニメの手法を取り入れてリーディングを教える双方向的なTVシステムや、アニメの中の対戦相手とテニスをするといったシミュレーション型のゲームなどの開発に携わった。1995年4月85歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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