内容説明
異星人や幻獣は、動物学に基づいた精確なスケッチから生まれる!「スター・ウォーズ」「メン・イン・ブラック」「ジュマンジ」etc.の幻獣を生み出した著者による動物愛に満ちた数々のクリーチャーと動物のスケッチ!
目次
1 生きものたち…実在する動物
2 生きものたち…架空/幻獣
3 スケッチと試作
4 カートゥーン調・アニメーション用キャラクター
5 世界を創造する―デザインの説得力
著者等紹介
ウィットラッチ,テリル[ウィットラッチ,テリル] [Whitlatch,Terryl]
ベテランにして現役の一流クリーチャー・デザイナー。アメリカ各地の動物園・博物館で仕事を手がけるとともに、世界自然保護基金(WWF)ライセンス課の上級顧問も兼務。カリフォルニア州サンフランシスコのアカデミー・オブ・アート大学にてクリーチャー・デザインと立体構成/解剖学の教鞭を執っている
大久保ゆう[オオクボユウ]
フリーランス翻訳家。幻想・怪奇・探偵ジャンルのオーディオブック・書籍の訳を主に手がけ、またMangaスタイルで書かれた海外コミック等にも造詣が深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らる
16
幻獣は描けないけれど、表紙絵が美しすぎて。やはり生き物は骨格から理解して描かねばならないのだなあと改めて知りました。生き物に命を吹き込むように、すべての線を大切に描く。幻獣に関して以外でも色々勉強になりました。2014/12/16
たみ
13
実在の動物と、架空の動物たちのイラスト集。著者は動物解剖学、クリーチャー・デザインで教鞭をとっておられる方で、[ジュマンジ][スター・ウォーズep1]などの映画やゲーム・アニメのクリーチャーも提供。イラストと共に筋肉や骨の名前も細かく書き込まれています。例えば、バンドウイルカのスケッチでは「体表から器官までの順序」で「表皮→脂肪層/脂肪→筋膜→表層筋→深層筋→骨格→器官」とメモが添えてある…びびった。最初から最後まで3往復くらい読んだけど、ぜんぜん読み終わった気がしない。映画好きにもオススメの1冊。2015/06/18
さとちゃん
4
手放す決心をしたのでざっと再読。想像上の動物たちも、正確なデッサンに基づいて描かれると説得力が増す。2024/11/08
chatnoir
3
実際にいる動物の骨格、筋肉、動きを熟知していないと、いかなる幻獣も描けないのね。すごく美しいです。子供の頃に描いている絵すら、カナリです。2015/05/05
Te Quitor
2
著者は動物解剖学に詳しい方。架空の動物であろうと「その図体や存在はその世界に適合したものでないとおかしい」と考える。骨格や筋肉の名前も細かい。ただし、その名前が分かったところで、詳しい人でないと何が何だか分からない。でも、そこに描かれたイラストの凄さだけは分かる。現存の動物も、種類によって手足のバランスや筋肉のつき方が違うんだね。プレゼント用に購入。2023/02/21