内容説明
フードロスをなくすためにできること。大阪の老舗昆布店「こんぶ土居」の四代目店主による、これからの食の話。
目次
第1章 だしがら問題とは
第2章 なぜだしがらが大切か
第3章 「だしの取り方」の考え方
第4章 素材えらび
第5章 だしがらの可能性
第6章 だしは、どこへ行く
第7章 未来に向けて
だしがら活用レシピ集
著者等紹介
土居純一[ドイジュンイチ]
1974年大阪生まれ。大阪・空堀にある1903年創業の老舗昆布店「こんぶ土居」四代目店主。真昆布の産地、北海道南茅部を毎年訪れ自ら昆布漁を手伝うほか、産地の子どもたちに日本の食文化における昆布の重要性を伝える取組みを行ったり、大阪でだしとり教室を定期的に開催している。また、2022年7月には「こんぶ土居」近くに「大阪昆布ミュージアム」を建設するなど、「だし」文化の継承に力を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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たまきら
38
大阪のこんぶ屋さんによる素敵なだし本です。「そんなに難しく考えず、楽な気持ちで出汁をとってください」というノリですが、大変丁寧に昆布をはじめとする出汁について説明しています。ミネラルが少ない土壌の日本だからこそ、昆布をはじめとする出汁できちんとミネラルを補給しよう、という説明は大変説得力が!もちろんだしを取った後の昆布や煮干しのレシピも多彩です。2023/01/16
joyjoy
8
食品ロス関連で。自分にとって最も身近な「食品ロス」であり、いつも後ろめたく感じながら捨てていただしがらがテーマ。旨みは抜けきっているからと、割り切ったつもりでいたのだが、こんなに栄養素が残っていたものを無駄にしていたとは。。。掲載レシピも活用しながら、無理のない範囲で捨てない工夫をしていきたい。美味しくなければ、楽しくなければ、きっと続かないので。「電動オカカ」の発明や、小学校での食育授業、果ては昆布ミュージアムの開設など、「こんぶ土居」さんの熱意に頭が下がる。2022/09/14
sgw
1
だしがらまで美味しく頂くための本 なんて画期的な本でしょう 今まではせいぜい佃煮やふりかけ止まり そうかこうすれば!とたくさん気付かせてもらいました これで気兼ねなくだしとり生活を送れます2022/12/22