内容説明
難病となっても、私らしく、人間らしく生き続けることをあきらめない姿が問いかける、患者に寄り添う医療とは、看護とは、生きるとは。
目次
第１章 ひめは今日も旅に出る（ひめと呼ばれたあの日から；一生分の涙；それはいくらなんでも！の告知 ほか）
第２章 やっぱり旅は楽しい！（２０１７年２月７日～１５日 ベルリン；２０１７年３月２８日～３０日 沖縄本島；２０１７年４月２８日～５月１日 青森 ほか）
第３章 そねともこを語る（自分の“人生の物語”をつくっている（難波玲子）
印象的だった行政との話し合い（末房直子）
人間らしく生きていくための教科書（眞木高之） ほか）
著者等紹介
そねともこ［ソネトモコ］
１９７４年生まれ。１９９６年より岡山県民主医療機関連合会に勤める（２０１８年退職）
長久啓太［ナガヒサケイタ］
１９７４年生まれ。１９９８年より岡山県労働者学習協会の専従者。現在事務局長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
亀山正喜
2
講演依頼をしたことに加え、ALSになった方がどのような心境になるのかを知りたくて手にとった。当たり前だが、良い意味でALSがどうとかいうよりは「そねともこ」さん、その相方さんが印象に残った。人間誰しも人には理解しがたいものを抱えている。それがわかりやすく他者に表出されたときに生じる他者、環境からの抑圧があることも感じた。今度そねさん、長久さんに会う。本から受けた印象との差を楽しみにしたい。2021/05/30
