内容説明
“鬼”と呼ばれるバンドマンが息子に作った自由すぎる弁当たち。ツッコミどころ満載。ちょっと感動。6年間の“鬼弁”エピソードを収録。
目次
1年生(ハッシュドビーフ弁当;サンドウィッチ弁当 ほか)
2年生(三色弁当;ウィンナー星人弁当 ほか)
3年生(ウィンナーとひき肉ミートソース弁当;海苔巻き弁当 ほか)
4年生(黒コーデおはぎ弁当;『いってらっしゃい』 ほか)
5年生(タコライス弁当;『自信に根拠はいらない。やれると思ったらやればいい』 ほか)
6年生(うどん弁当;『弁当を作ることでわかったこと』 ほか)
著者等紹介
TOSHI‐LOW[TOSHILOW]
1974年茨城県水戸市生まれ。1995年にパンクバンドBRAHMAN結成。1996年、初のアルバム「Grope Our Way」をリリースし、1999年にはメジャーデビュー。ライブパフォーマンスが注目を集める。2003年に女優のりょうと結婚。2005年にはアコースティックギターバンド、OAU(OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND)としての活動も開始する。東日本大震災以降は復興支援を目的とした活動も展開し、音楽性以外でも、バンドシーンに大きな影響を与え続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Maki
19
これは、レシピ本ではありません。ある男が父としてひとりのひととして、愛するひとのために、生きてきた日々の記録です。こんなにこころが震える弁当本、はじめて。うるうるニヤニヤうるうるニヤニヤ。こんな本がでる世の中。捨てたもんじゃないよね。2019/08/30
ケー
18
BRAHMANのライブを見たのは一年前。それまではなんとなく敬遠してきた。しかし、その時の感動的かつ何故か笑いもある彼らのステージに惹きつけられて一瞬にしてファンになった。そしてまさか弁当で本を出すとは(笑)元々人間的に素晴らしい方とは知っていたけど、ここまで温かい方なのか!本になるだけあってそのバリエーションは広い。キャラ弁が苦手なのはイメージ通り(笑)缶詰弁当、丸ごと肉弁当のようないかにも「鬼」感溢れるものもあれば、栄養バランスを考え尽くした弁当、運動会用の家族みんなが食べる弁当もあり。。脱帽です。2019/06/16
桜子
16
TOSHI-LOWさんが長男のために作ったお弁当の写真をSNSのプライベートアカウントに投稿していたもの。本書は小学校を卒業するまでの6年間の記録。鬼と呼ばれるトシロウさんが調理師免許をお持ちだなんて笑!ルールのない斬新で彩りの美しいお弁当にトシロウさんの文章が本当に沁みる。妻であるりょうさんと交代で作っていたと言うエピソードも心温まる。ツアーでのご当地お土産やいつもの飲み屋で焼きそばをお弁当用に持ち帰る…など笑ってホロっとくるエピソードが読み手を幸せにしてくれます。中学3年間も終わったら本出して欲しい!2019/06/20
relaxopenenjoy
6
「やっぱ昭和弁当」が好き。その直前のパンダキャラ弁も笑った。運動会のお弁当が美味しそうすぎ。トシロウさんから息子さんへの愛に溢れたお弁当たち。息子さん手作りのおみくじに泣きそうになる。最後の父子ショットもいいね(息子さん、既におしゃれな雰囲気が伝わるわー) 私もまたお弁当がんばろうって気になります。2020/09/29
カジノ王
5
バンド「BRAHMAN」ボーカルで、鬼気迫る様子から「鬼」と呼ばれている著者は、小学生の息子のために作った弁当の写真をSNSにアップしていた。仲間うち限定公開だったので、こんな一面があるとは知らなかった。レシピ集ではなく、親子の涙ぐましいエピソードもなく、ただの父親としての姿があった。「子どもとのことは今はあまり詩にしたくないから、SNSでの公開が歌の代わり」というようなことがあとがきに書いてある。これもBRAHMANの、TOSHI-LOWの作品の1つ。2019/06/16