内容説明
ブラジルのサンバの高揚感、ユーミンの歌唱の特異性、きき手を裏切るaikoの歌詞、ブルースのはじまり、ロックンロールの誕生…目からウロコの古今東西名曲の“しくみ”!
目次
サンバがサンバであるからには―ジョアン・ジルベルト「サンバがサンバであるからには」
やさしさは成就する―荒井由実「やさしさに包まれたなら」
青春のしずめ方―荒井由実「卒業写真」
歌はどこから始まるか―ザ・ブルーハーツ「人にやさしく」
語りと歌のあいだ―幼稚園唱歌「お正月」
ことばの先で待ち伏せて―aiko「くちびる」
ヴァースと替え歌―アメリカ民謡「いとしのクレメンタイン」
歌になる理由―ジュディ・ガーランド「虹の彼方に」
歌って、サム―映画『カサブランカ』より「時の過ぎゆくままに」
犬と太陽―岡村靖幸「Dog Days」〔ほか〕
著者等紹介
細馬宏通[ホソマヒロミチ]
滋賀県立大学人間文化学部教授。専門は会話とジェスチャーの分析、19世紀以降の視聴覚メディア研究ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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