内容説明
甲子園出場など夢のまた夢、20歳のときはただの浪人生だった…“天才”でも、“怪物”でもないピッチャーはなぜ44歳までプロ野球で活躍できたのか。
目次
第1章 「大丈夫」という言葉の罠
第2章 「理不尽」のなかから真実を見つける
第3章 味方にも敵にも隙を見せるな
第4章 「5年後の自分」をイメージする
第5章 意見が対決したら徹底的にやり合う
第6章 どのデータを捨てて、何を残すのか
第7章 「なぜ」を持たない人間は伸びない
第8章 プライドよりも好奇心
第9章 野球とは神様が与えてくれた最高の娯楽である
著者等紹介
小宮山悟[コミヤマサトル]
1965年、千葉県柏市生まれ。名門・早稲田大学へ2年の浪人を経て入学。ロッテオリオンズ(現千葉ロッテマリーンズ)入団後、1年目からローテーション入りし、10年間エースとして君臨する。2000年、横浜ベイスターズに移籍。2002年メジャーリーグに移籍。ボビー・バレンタイン監督率いるニューヨーク・メッツに入団。2003年は、現役評論家として活動する一方でトレーニングを続けながら浪人生活を送る。2004年、バレンタイン監督とともにマリーンズに復帰。2009年に現役を引退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chii
6
野球関係の本が読みたいなぁ~って本屋さんで探してて、祐ちゃんの本でも買おうかと探してたらなんか視線が・・・小宮山さんと目が合った(驚)「買えよ」と言われてる気がして購入(笑)小宮山さんの高校生時代から引退後までのお話。甲子園より早稲田で野球をするのが夢だった小宮山さんが2浪してプロ入りスゲエ~。 「どうだ?」と聞かれて「大丈夫」と答えるときは大丈夫ではない。ってところが印象に残りました。確かに私も「どう?」って聞かれたら、多分って最初に付くと思う。「もがくだけもがく」「自分の意思を貫く」ハイ頑張ります。2011/05/24
nutts
2
タイトルは「プロフェッショナル論」にした方が、しっくりくる読後感。小宮山投手が投げるゲームは見ていて面白かったし、本当に多様な経験をされているので、どんなことを考えながらキャリアを形成してきたのかは非常に興味深かった。素晴らしい人との出会いに背中を押され、その出会いに気づくよう高い感度を心掛け、日頃から真摯に物事を探求する姿勢が感度の高さを支え、日頃の姿勢が素晴らしい人の眼に留まる。裏の引退式のエピソードは涙を誘った。2010/06/14
Masaki Iguchi
1
足元を見つめて、自分ができることをしっかりやる。「大丈夫」と思ったときが一番危ない。目の前の瞬間に溺れない。2023/10/01
こぶたとともに@こぶrin☆永遠の17歳
1
再読での登録。現役時代、クレバーな投球と制球の良さで、非常に好きな投手だった。90年代、彼の投球を球場で何度も見た。 本書でいう「24時間を有効に使えるかどうか」は職業・年齢を問わずすべての人間の課題だ。ただ、24時間の具体的な利用方法にはほとんど言及しておらず、小宮山の体験・信条・流儀の紹介本ともいえる。現役時代の小宮山が好きだった方には、おもしろく読める1冊。2011/08/19
フライディ
1
タイトルの24時間の使い方についての詳しい内容はなかったのが気になったが、小宮山さんがどれほど努力してきたことがよく分かり、参考になった。2011/06/20