内容説明
この作品は有名な赤穂浪士の討ち入りを題材に、ひらがなの四十七文字になぞらえて忠臣たちの仇討ちの顛末を描いていますが、同時にその事件の背後で深められる夫婦・親子・兄弟など、様々な形の愛の物語でもあります。全十一段で構成される「仮名手本忠臣蔵」。初月公演の上巻には、壮大な幕開きである「大序」からめったに上演されない「二段目」、刃傷の「三段目」、復讐を誓う「四段目」、さらにはお軽勘平の美しい「道行」までを収録しました。国立劇場開場二十周年記念・芸術祭協賛公演として実現した、豪華出演陣による歴史的な公演の始まりです。
目次
大序 鶴ヶ岡八幡宮社頭の場
二段目 建長寺書院の場
三段目(足利城外の場;足利殿中松の間の場)
四段目(扇ヶ谷塩冶館の場;同 表門の場)
浄瑠璃 道行旅路の花聟
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