内容説明
バットもグラブも持っていない状態で、言葉だけで、イチローが、人のこころを打ち抜いた。BSデジタル民放5局共同特別番組待望の単行本化。
著者等紹介
イチロー[イチロー]
1973年愛知県西春日井郡豊山町生まれ。本名は鈴木一朗。愛知工業大学名電高校卒。92年ドラフト4位でオリックス・ブルーウェーブに入団。入団3年目の94年にレギュラーを獲得、シーズン210本安打を放つほか、同年より7年連続で首位打者、ベストナイン、ゴールデングラブ賞に輝き、3年連続のMVPなど、獲得したタイトルは数知れない。2000年オフにポスティング・システムによりシアトル・マリナーズに入団、メジャー1年目の2001年、ア・リーグ首位打者、同新人王、同盗塁王、同MVPに輝く。同年より3年連続の200本安打は、メジャー史上3人目の快挙
糸井重里[イトイシゲサト]
1948年群馬県生まれ。75年にTCC(東京コピーライターズクラブ)新人賞受賞後、79年に東京糸井重里事務所を設立、89年APE(エイブ)を設立。プランナー、コピー制作、作詞、ゲーム企画、エッセイ、小説など、その活動の場は多岐に渡る。1998年には自らが編集長を務めるサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』を開設、現在、1日60万ヒットを超える人気サイトとなっている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美紀ちゃん
40
イチローの言葉はいつもなるほど!!と納得してしまう。「宿題をやったほうがいい理由」をブックトークで生徒に紹介。キライなことをやれ!と言われてやれる能力を小さいころから訓練しておく。勉強を終えてストレスに。そうするとバッティングがしたくなる。そういう時の練習が意外と効果的。やりたい練習だから。やらされてやる練習じゃないから。そうするといろんなことが上手く回ってくる。だから宿題をやったほうがいい。2013/05/24
けんとまん1007
22
一流と超一流の違いが、ここからきているのだと思った。第三者でなく自分で納得。違うことをやるからいい。見えないところで進化している。考えればいくらでもある。嫌いなことを続けるからいい。・・・・などなど。レベルが違い過ぎるかもしれないが、51のうち一つでもできると、変われる。2018/01/26
Hiro
7
イチロー選手にインタビュアーである糸井重里氏が212人のファンの前で直接対話する企画を本にした1冊。1文々々に考えさせられ、なるほどと頷かざるを得ない説得力のある珠玉の文言。読んでいると、野球に対し妥協せず、誰にも(自分含む)負けないという気持ちで確信に満ち溢れた体験談を元に確固たる自信を持って語るイチローの姿が目に浮かぶ。彼こそ日本が誇る世界のイチローだ!そう痛感せざるを得ない1冊でした。2017/03/05
まわる
5
これを読む前と読んだあとでは野球の見方が変わった。イチローはやっぱりかっこいい。これは何度も繰り返し読みたい。2016/07/20
Tomohisa Fujita
4
2004年の本なので少し古い本ですが、いわゆる対談形式の本なのでざくっと読んだ。ファンの為にベストな自分を出し切る姿勢、ベストな自分を出すためには、第三者の評価に惑わされないようにする。真摯さ、自分との向き合い方、自分の活かし方。自分を大切にしながら、周りへの影響も常に考えていて、落合さんの“俺流”と通じるものも感じる。凄いところだらけだなぁ。2012/01/28