内容説明
鎌倉幕府開闢よりわずか27年。第三代将軍源実朝は、甥の別当源公暁に暗殺され、ここに頼朝の血をひく源氏の将軍は絶えることになった。実朝はなぜ殺されたのか。今なお真相が明らかになっていない暗殺の謎を、『吾妻鏡』を主とした諸史料をもとに、数多い登場人物を丹念に描き込むことによって、独自の観点から解き明かした本格歴史小説。
著者等紹介
三善善三[ミヨシゼンゾウ]
昭和4年東京生まれ。(旧制)都立第十中学校(現・都立西高校)卒業。東京急行に勤務ののち、戦後は小田急交通へ
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