内容説明
蟹甲将軍と呼ばれた男…明治を不器用に、まっすぐに、生き抜いた井の角の生涯を孫が辿った…それは父から与えられた宿題でもあった。
目次
本を読む少年
福沢諭吉と師弟の盃をかわす
旅立ち
ソウルで新聞発行
ハングル使用の内命
カリフォルニアで馬を駆る
蟹甲将軍となる
北海道というキャンバス
砂鉄をくろがねに
イギリスとの合弁会社設立〔ほか〕
著者等紹介
井上園子[イノウエソノコ]
1938年、祖父井上角五郎の逝去1カ月後に生まれる。1961年、学習院大学英文科卒業。結婚後金沢に住む。1977年、「金沢を世界へひらく市民の会」を設立し、和英両文の「カナザワコミュニケ」や英文ガイドブック発行、外国人のための日本語講座創設などにたずさわる。同会はサントリー文化財団、国際交流基金より受賞、外務省より表彰を受ける
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