内容説明
『戦争を通じて人の世の無常を肌でしり、一本の列車にめぐりあった幸運で、からくも生命を保ち得た。その後も日本国内は勿論、アメリカ合衆国、東南アジア、南米、インド、アフリカと旅を続け、当時50年と言われていた人生の大半を外国で過ごしてきた』と著者自らの半生をふり返って、その旅の長さ、多彩さを想起しつつ、独自の視点で描き出す。
目次
第1部 ユーラシア大陸放浪記
第2部 アメリカ大陸研修旅行(Study Tour)
第3部 クメール王国、カンボジアアドバイザーの旅
第4部 マレーシア九年有余の旅
第5部 インドネシア、ジャワ、スマトラ縦断四〇日
第6部 その他東南アジア諸国の旅
第7部 インド、ネパール、バングラデシュの旅
第8部 南アメリカブラジル共和国の旅
第9部 アフリカ大陸放浪の旅
第10部 松花の流れ―河川とのめぐり合い
著者等紹介
山下政信[ヤマシタマサノブ]
1920年(大正9年)佐賀県杵島郡白石町に生まれる。1944年満州国国立大学ハルビン学院卒業。1945年満州国新京(長春)より内地引揚げ。1947年総理府経済安定本部勤務。1949年農林省統計調査局へ出向。1951年農林水産省大臣官房調査課へ配属される。1960年アメリカ合衆国研修旅行。この間ハーバード大学、アイオア大学、スタンフォード大学、カリフォルニア大学にて研修。1967~69年カンボジア王国農務省顧問。プノンペン滞在。1973~80年マレーシア連邦長期出張。熱帯農業研究に従事。主にケダ州・アロスターに在住。1981年農林水産省退官。外郭団体・AICAF勤務
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