出版社内容情報
くすぐりやじゃれ遊びから,からかいやジョークまで,多種多様な可笑し さの系譜を探り,ユーモアに関する15の理論を概観する本書では,古典的な知見から最新の研究成果までを参照して,笑いとユーモアという多面的で複雑な現象の全体像をとらえるための基本的な枠組みと視点を提示する。具体的には,くすぐりやじゃれ遊びから,からかいやジョークまで,多種多様な可笑しさの系譜を探り,ユーモアに関する15の理論を概観する。また,笑いとユーモアを感情として位置づけ,その心身の健康や社会関係などに与える効用についても考察する。
はじめに
第1章 笑いとユーモアのとらえ方
1 日本語における笑い
2 ユーモアの語義の変遷
3 心理学と笑い・ユーモア研究
4 ユーモアとポジティブ心理学
コラム 日本文化と笑い
第2章 笑う身体を観察する
1 ダーウィンによる笑う身体の観察
2 笑顔の種類と笑いの強度
3 笑顔の進化
4 笑い声
5 笑う身体
コラム 最も面白いジョーク
第3章 可笑しさの系譜を探る
1 くすぐり
2 じゃれ遊び
3 日常生活の笑いと笑いの感染
4 乳幼児の笑い
5 笑いとユーモアの2条件
6 ユーモア技法の分類
コラム ユーモアを育む
第4章 ユーモア理論を概観する
1 ユーモア理論の3つの流れ
2 優越理論
3 不一致理論
4 エネルギー理論
コラム アプターが語る反転理論とユーモア
第5章 感情として笑いとユーモアを位置づける
1 笑いとユーモアの位置づけ
2 感情のとらえ方
3 ネガティブ感情とポジティブ感情
4 感情とは何か
5 感情としての可笑しみの特徴
コラム 笑いの測定法
第6章 笑いとユーモアの効用を探る
1 効用を査定する
2 ストレス対処
3 ユーモアスタイル
コラム 強みとしてのユーモア
引用・参考文献
人名索引/事項索引
雨宮 俊彦[アメミヤ トシヒコ]
2016年5月現在関西大学社会学部教授
内容説明
私たちは何を可笑しいと感じるのか?それはなぜなのか?古典的な知見から最新の研究成果まで。
目次
第1章 笑いとユーモアのとらえ方
第2章 笑う身体を観察する
第3章 可笑しさの系譜を探る
第4章 ユーモア理論を概観する
第5章 感情として笑いとユーモアを位置づける
第6章 笑いとユーモアの効用を探る
著者等紹介
雨宮俊彦[アメミヤトシヒコ]
東京大学大学院人文科学研究科博士課程前期修了。文学修士。現在、関西大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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